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【第五弾】『アイドルとおしごと』 堀越せな × ILCA白本奈緒

dot yell編集部
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dot yell web編集部が独占!アイドルを輝かせる“バックステージの魔法使い”達に、アイドルが直撃取材する新連載第五弾! 

『アイドルとおしごと』は、現役アイドルがdot yell webのレポーターとなり、エンタメ業界の最前線で仕事をしているクリエイターやスタッフに取材をする企画です。アイドルを陰から支えているクリエイター達について、「どんなお仕事をしているのか」「仕事に対する情熱」「どうやってその職業についたのか」など、取材を通じて貴重な体験談を読者にお届けします!

第五弾はILCAのクリエイティブディレクター白本奈緒さんに、堀越せなさんが直撃取材!
謎に包まれた『トワツガイ』の原作者・白本さんの実態にせまる!

インタビュースタート!

堀越 改めまして、堀越せなです。よろしくお願いします!

白本 ILCAの白本です。よろしくお願いします!

堀越 『トワツガイ』の現場以外でお会いするのは初めてですね!今日は白本さんについていろいろとお伺いしていきたいと思います!よろしくお願いします〜!

白本 お願いします〜!

堀越 まずは、白本さんのお仕事内容を教えていただいてもいいですか?

白本  はい、現在は主に『トワツガイ』という作品のお仕事をさせていただいております。シナリオや世界観の建て付けや様々な用語を作ったり、設定に関わるような絵周りの監修をしたりしています。

堀越 幅広いんですね!

白本 意外といろいろと働いています。笑

堀越 ちなみにILCAに入社した経緯を聞いてもいいですか?

白本 昔の話になるのですが、以前働いていた会社でヨコオタロウさんと一緒にお仕事させていただいていた時期があって、その後ヨコオさんはその会社を辞めてILCAと働くようになったんですが、しばらく経ってヨコオさんがとある作品を制作することになった時に手伝って欲しいという相談があり、私もILCAに入社しました。

堀越 ヨコオさんと一緒に働いていたんですね!今日ILCAさんのビルに来たら、同じビルにグループ会社がたくさん入っていてビックリしました!こんなに大きい会社だったんですね!部署とかもたくさんあるんですか?

白本 昔はそんなに多くはなかったのですが、今は増えていると思います。ゲームの他にも映像を作っていたり、舞台をやっていたり、さまざまな部署がありますね。

堀越 同じILCAさんで舞台『トワツガイ』の脚本・演出をされている(松多)壱岱さんとは近しい部署なんですか?

白本 同じ部署ではあるのですが、どちらもほとんど会社に出社しないので、リアルで会うことはほぼないです!堀越さんとか役者さんの方がよっぽど壱岱さんと会ってると思いますよ!笑

堀越 舞台の稽古とかでお会いする機会が多いので、そうかもしれませんね!笑

紙芝居!?

堀越 どのようなキッカケでシナリオを書くようになったんですか?

白本 業界に入った時にゲームプランナーという職種で入社したのですが、元々文章を書いたりするのも好きだったので、世界観設定やシナリオを作る仕事をしたいというのは最初から伝えていました。仕様作成と合わせて、ちょっとしたセリフを作る仕事などをやらせていただけるようになって、そこからだんだん増えていったという感じですね。

堀越 シナリオや世界観を作りたいと思うようになったキッカケの作品はありますか?

白本 アニメだと『セーラームーン』とかが好きでしたね。ゲームだと『ICO』というゲームが好きでした。『ICO』はセリフがたくさんあるわけではないのですが、ゲームの要素から世界観を見せてくれるゲームで、お話的には古いお城から女の子と男の子が手を繋いで脱出する……みたいな感じです。

堀越 ノベルゲーム的な感じですか?

白本 どちらかというとアクションアドベンチャーで、お城のギミックを解いて脱出するゲームです。

堀越 面白そうです!小さい頃に黒歴史ノート的な感じでいろんな設定を考えたりとかあると思うんですが、白本さんも書いたりしていたんですか!?

白本 黒歴史ノートとはちょっと違うんですが、小さい頃は紙芝居を作っていた気がします。

堀越 紙芝居!それはまだ白本さんのご実家にあったりするんですか!?

白本 実家にまだあるのかな……さすがにもう残ってない気もします。笑 小さいころに作ったやつとかだと、猫を見かけたから猫のお話を作ったとかそういう感じだったかと。

堀越 好きなことを仕事にするってすごいですね!私も漫画家とか目指して黒歴史ノートを作ったことがあるのですが、途中で「なんか違うなあ」となっちゃったんですね。なので、ずっと好きで今はお仕事にしていることがすごいです!その紙芝居いつか見てみたいです〜!作っていたのは何才くらいの時なんですか?

白本 紙芝居は小学生低学年とかかな?あとは友達と一緒にお話を作ったりしていたと思います。

堀越 相方がいたんですね!一緒に夢を叶えようみたいな感じではなかったんですか?

白本 そういう感じはなくて、当時はとにかく楽しくてやっていた気がします。二人で考えてそれを形にして「楽しかったね〜!」みたいな感じですね。

堀越 二人でずっとお話を考えていたらどこかで意見がぶつかったりしそうですが、そんなことはなかったんですか?

白本 あまり思い出せないですが、手作りの本を何冊か一緒に作っていたと思うので平和的にやっていたんだと思います。笑 

堀越 ノートを何冊も!?そんなにたくさん作っていたのですね!連載できるじゃないですか!笑 

白本 意外と盛り上がってしまって……恥ずかしいです。笑 内容はほとんど覚えていないですが、冒険譚だったかと思います。

堀越 内容がすごく気になります〜!

『トワツガイ』の誕生秘話!

堀越 次は制作工程についてお伺いしたいと思います!世界観の設定やシナリオはどのようにアイディアを出したりしているんですか?

白本 必ず最初にテーマを決めています。たとえばトワツガイだと、最初にプロデューサーの藤本さんから「ちょっとダークな百合をつくりたい」というお話をいただいていて、こちらでいろいろと考えて『鳥』をモチーフにするのはどうですか?という感じで提案させていただきました。

堀越 そこで『鳥』が出てくるのが凄いです!どのように『鳥』に辿り着いたのですか?

白本 関係性を描くということで、二人組のモチーフを探していた時に、鳥のツガイの仲の良さや鳥自身がもつ物語性などが良いなと思って提案しました。

堀越 そういう経緯だったんですね。そういった最初の設定の部分は時間をかけて議論していったんですか?

白本 とても時間をかけて決めていたと思います。

堀越 キャラクターの外見のイメージはどのように決めたんですか?

白本 外見についてはこちらから細かく指定はしていなくて、キャラクターの性格や雰囲気、体格やバックボーン的なものと、モチーフになった鳥の情報などをキャラデザイン担当の雪醒さんにお渡ししてラフ案を出していただきました。

堀越 どのキャラクターも性格と見た目がピッタリだなと思っていたのですが、そうやって生まれているのですね!そういえば、『トワツガイ』はゲームの開発と同時期に舞台のお話があったかと思いますが、そういう作品はあまりないですよね?

白本 あまりないですね。ありがたい事ではありますが、そんなに早く決めてしまっていいのかドキドキしました。笑

堀越 ちなみに、舞台の内容とかを決める時に壱岱さんと意見が分かれたりすることはないんですか?笑

白本 めちゃくちゃ衝突するみたいなことはないですね!私の意見を一通り聞いてくださって、「舞台でやるならこうした方がいい」みたいな意見を下さることが多いです。

堀越 そうなんですね!もっとバチバチだったらどうしようと思いました。笑

白本 壱岱さんがどう思ってらっしゃるかはわからないですけどね。笑 今のところ直接対決みたいなことはないです。

堀越 もしも今後バトルがあった時は教えてくださいね!笑

『トワツガイ』コンサートの朗読劇シナリオについて告白します。

堀越 先日行われたトワツガイのコンサートも現地で拝見させていただきました!すごく楽しかったです!

白本 観に来ていただきありがとうございました。

堀越 こちらこそご招待いただきありがとうございました!朗読劇の部分はゲームとも少し違った雰囲気でしたが、どのようにストーリーを考えたんですか?

白本 執筆するにあたって、ゲームではなかなか描く機会がない内容をやった方がいいのかなと考えたのと、過去に行ったゲームのユーザー向けのプレイヤーアンケートで「キャラクターの過去のお話を知りたい」という声が多かったと伺ったので、過去もテーマにしようと思って組み立てていった感じです。

堀越 そうだったんですね!ちなみに、一つのツガイのストーリーを書くのにどのくらい時間がかかるものなのですか?

白本 この時はいろいろな作業が重なってしまって全然時間が取れなくて、方々に謝罪しながら進めていたのですが、1公演の前半パート1本分を1.5〜2日で書いていました。2週間で6本とも完成させるようなイメージで、それでも最初の締め切り日には間に合わなくて、泣きそうになりました。笑 

堀越 すごい!笑 

白本 設定書を開いて時系列を整頓しながらアプリで公開されている内容がどんなものだったか調べる作業にも時間が取られてしまって。でも1箇所ミスしてしまった部分がありました……

堀越 そうなんですか!?

白本 アプリでまだ公開していなかったカモメちゃんの過去の雰囲気を、コンサートで先に出してしまいました……

堀越 そうだったんですね!ファンの方もビックリしたでしょうね。

白本 私がアプリでの公開スケジュールを勘違いしてしまって……アプリで先に出すつもりだったんですが、コンサートが先になってしまいました。本当にすみませんでした!

堀越 ゲームの中にもメインストーリーとサブストーリーとかいろいろあって混乱しちゃいますよね。あとはミヤマやカッコウなどCAGEスタッフの過去のストーリーもすごく気になっているので、いつかぜひ……!!

白本 ミヤマやカッコウについても、設定などまだ出せていない情報が多いので、そのあたりもいつか出せたらいいなとは思っているのですが……。

堀越 キャラソンとかも欲しいですね〜!その時は白本さんに歌詞をお願いしたいです!!

白本 が、がんばります!

ゲームと舞台の二刀流!

白本 堀越さんはゲームと舞台の両方のキャストをやってくださっていると思うのですが、先にゲームで音声収録したシーンを舞台で演じたりする時はどういう風に考えているんですか?

堀越 舞台初演の稽古の時は、ゲームの音声を収録してから結構時間が経っていたので、ゲームを開いて自分のキャラクターを再確認しながら稽古に臨んでいました。他の役者さんもみんなゲームでキャラクターを確認しながら演技を積み重ねていったと思います!

白本 そんな感じなんですね!

堀越 もうすぐ舞台の続編の稽古もはじまりますが、どんなストーリーになるのかワクワクしています!

白本 壱岱さんが良い感じにまとめてくれていると思います!これを読んで下さっている皆さんもぜひ劇場でご確認ください!

ここだけの話!

堀越 ここまでたくさん『トワツガイ』に関するお話を伺ったと思うのですが、まだどこにも話していない、話して良いかもわからないような“ここだけの話”ってありますか?笑 

白本 あります!それぞれのキャラクターについている漢字二文字のキャッチコピーの話なんですけど、最初は開発スタッフ向けに作っていた資料に書いていただけで、世に出るとは思っていなかったんです。

堀越 そうなんですか!?

白本 そうなんです。キャラクターの雰囲気をわかりやすくしようと思ってスタッフ向けに書いていたものだったので、PVや公式HPなどに出ることが決まってからいくつか考え直したキャラクターがいました。なんていうか直接的な単語になってて、もうちょっと格好良い方がいいかなと思いまして……例えば、ハチドリは【奔放】というキャッチコピーになっているかと思いますが、最初は【脳筋】でした。笑

堀越 え!?【脳筋】ですか!?笑 わかりやすさはありますね!!

白本 わかりやすさ優先で格好良くするために考えていたものではなかったので、さすがにこれがPVでドーンと出るのはまずいかなと思って。笑 そういうキャラクターがハチドリの他にも何名かいましたね。

堀越 全部知りたいです〜!

白本 でも一番大きく変わったのはやっぱりハチドリです。笑 そして実は、カッコウたちにも同じようにキャッチコピーがあるんです。それが公開されるタイミングも一応決まっているのですが……ちなみにカッコウは何だと思いますか?

堀越 え〜!格好良い漢字二文字ですか!それこそ【脳筋】みたいなやつしか思いつかないです!汗 

白本 二文字って意外と難しいですよね。

堀越 なんだろう……【元気】とかしか思い浮かばない!単純すぎる!笑

白本 それじゃあ【元気】にしちゃいますか?笑

堀越 もっと格好良いやつがいいです!!

白本 この記事が公開される頃にはカッコウのキャッチコピーも世に出ているのかな……?出てなければ伏せ字になってるでしょう!カッコウは【■■】です。もし伏せ字になってたら、アプリで公開されるエンディングを是非ご確認ください!

堀越 そうなんですね!格好良くて嬉しいです!カッコウがあるということはミヤマもあるんですよね?楽しみにお持ちしております!!

『トワツガイ』の全てを知る者たち!

堀越 『トワツガイ』のゲームは7月でサービス終了が決まっていて、ストーリーは“トワツガイFans”のアプリで続いていくと思うのですが、どのくらい先まで白本さんの頭の中にあるんですか?

白本 ストーリーに関しては、実は開発の段階で大枠の流れは最後まで考えていました。運営の状況次第なところではあるので、詳細までは決めていませんでしたが。

堀越 そうなんですね!途中で変えたくなったりしないんですか?

白本 運営中はいろんな状況が発生するので、多少の変更はありました。でも大筋は想定している部分へ向かっていますね!

堀越 『トワツガイ』のストーリーの終わりはどうなるんだろうって最近よく考えるんですが、白本さんの頭の中ではもう決まっているんですね!

白本 私の頭の中だけでなく、資料として提出もしているのでプロデューサー陣も知っていますよ!

堀越 全てを知る者たちだ……!舞台に出演するときも、最後はどうなるんだろうと思いながら演じています。カッコウは戦わないトリとして出ていますが、最後は戦っちゃったりするのだろうか!?とか、そういう妄想を楽しんでいます!最後に死んじゃったらどうしよう……

白本 うーん……どうでしょうね。

堀越 やばいやばい!やばいぞ!?私はカッコウには死んで欲しくないです!私にとっての癒しなんです!

白本 そういえば、舞台を観ていて思ったんですが、カッコウが出てくると雰囲気が明るくなるんですよね!

堀越 「カッコウは唯一アドリブがガンガンできるキャラで、堀越せなにしかできないんだよ!」って壱岱さんがよく言ってくれます。笑 

白本 本当にそうだと思います!

堀越 でも、私が最初に「一人で元気キャラは寂しい!」ってずっと言っていたんですよ。そうしたらネヴィも一緒に出てくれることになりました!笑

白本 そうだったんですか?

堀越 そうなんです。元々ネヴィは出ない予定だったんです。合いの手が欲しいって言ったら、壱岱さんがネヴィを出してくれました。笑 

白本 知らなかったです。笑

堀越 そういえば、ネヴィというキャラクターはどのようにして生まれたんですか?

白本 ゲームのシステム的なことを説明するナビキャラが必要で、そこから設定を作成しました。

堀越 そうなんですね。初めて登場したときに、急に鳥が出てきてファンの方もザワザワしていた気がします。笑 

白本 とにかくリアルな鳥の動きにして欲しいというお願いをしてみたら、開発スタッフの中に実際に鳥を飼ってらっしゃる方がいて、小首をかしげる仕草など可愛く作っていただけました。

堀越 ちなみにあの性格は誰が決めたんですか?笑 

白本 性格は私が決めました。笑 いろいろ伝えないとダメな立ち位置だけど丁寧なキャラだと副司令がいるので、見た目は可愛いんだけど毒舌なキャラがいいなと思いまして。

堀越 なるほど。笑 

白本 ちょっと腹が立つけどたまに可愛いな〜くらいの性格がよくて、あの性格になりました。

堀越 ネヴィ良いですよね!公式グッズでぬいぐるみとか作って欲しいです!

白本 ぬいぐるみいいですね!

堀越 舞台に出る時も、カッコウの肩にネヴィを乗せた状態で出たいです!

白本 いいですね!カッコウなら違和感はないかも!笑 

思い入れのある作品は?

堀越 これまで携わった作品で、特に印象的だったものはありますか?

白本 『トワツガイ』はもちろんですが、それ以外だと、この業界に入って最初に携わったコンテンツで『BULLET WITCH』というゲームですね。新卒として参加させてもらったんですが、セリフを書かせてもらったり、まだ新人だったのでいろいろな業務をやらせていただいたのが記憶に残っていますね。

堀越 やりたい事を声に出して言えるって素敵ですね!

白本 新人だったので何もわかってなかっただけです。笑

堀越 最初に関わった作品は思い入れがありますよね!

白本 堀越さんにもそういう作品ありますか?

堀越 昔やった舞台とかをたまに思い出して、あの頃は初々しかったな……必死だったあの頃……とか思ったりしますよ。笑 

白本 私もそういう気持ちになったりして、自分では初々しかったつもりだったんですが当時の同期と話をすと「そうでもなかったよ?」と言われるので、記憶を捏造しているのかもしれません。笑 

堀越 ちなみに、作品の制作中に起きたビックリするような出来事とかはありますか?

白本 制作現場でというわけではないのですが、『トワツガイ』でフクロウ役の小泉さんは元々フクロウが好きでフラミンゴ役の和氣さんは元々フラミンゴが好きだったとか、ツバメの本名が津羽 陽 (つば ひなた)なんですが演じていただける方の名前が日向未南(ひなた みなみ)さんになったとか、そういう偶然に驚きました。

堀越 なんと!狙ったわけじゃないんですね?

白本 本当に偶然が重なりました。ちょっと嬉しかったですね!

意味深な感じに……

堀越 新人の頃も含めて、困難だったり大変だったりした経験はありますか?

白本 新人の頃でいうと、とにかく知らないことだらけだったので、開発に関するいろんなことを覚えていくのが大変でした。あとは、社会人用語や業界用語的なものもわからなかったので、メモして後から調べてという感じでしたね。

堀越 覚えることが多そうですね。シナリオや歌詞を書いてらっしゃる方って、単語や言い回しの引き出しが多いと思うのですが、本とかをたくさん読まれたりするんですか?

白本 辞書や本で探したり、似たような言い回しで格好良い言葉にしたいときはネットで検索して探したりもしますね。昔は長い文章よりも短い文章が好きだったので、小学生くらいの時は詩集をよく読んでいました。

堀越 詩集!そういうところから引き出しが生まれているのですね!

白本 あとは、読んでいた少女漫画とかも難しい言い回しが豊富だったので、そういうものからも学んだ気がします。

堀越 私は読んだものをすぐ忘れちゃうので羨ましいです。笑 『トワツガイ』のシナリオも難しい単語が多くて格好良いですよね!

白本 ありがとうございます!でもトワツガイはキャラクターによって使う言葉の難しさが違うので、そういった部分も考えながら書いています。

堀越 たしかにそれぞれ違うかも!その区別をしているのもすごいですね。昔、自分で歌詞を考える機会があったのですが、簡単な言葉しか浮かんでこなくて……笑

白本 でも、簡単な言葉の方が伝わりやすい時もあると思いますよ!

堀越 奥深さみたいなものはないですけどね。捻りがないといいますか……

白本 捻りたいんですか?

堀越 ファンの人に「これはこういう解釈なのか……?」って思って欲しいんです!意味深な感じに!笑 トワツガイのキャラクターソングの歌詞も格好良くて好きです。

白本 ありがとうございます!詩的な単語が使いやすいキャラクターとそうじゃないキャラクターがいますね。正邪のツガイは詩的な表現を使いやすいですが、双子や幼馴染のツガイはストレートな単語の方が合っているのかなと思いますね。

堀越 意味深な歌詞にしたいとなるとそういうキャラクターになればいいのか……でも私は単純な人間なので難しそうです。笑

白本 堀越さんは雰囲気がすごく明るくて、元気に挨拶していただけるし、現場が明るくなるのでそのままですごく良いと思いますよ!

堀越 そうなんですか?ありがとうございます!そういえば他の方の収録を見たことがないので、どういう雰囲気なのか気になりますね。カッコウは明るいキャラクターなので、収録中も明るい雰囲気でやらせていただいていますけども。

白本 皆さん明るく挨拶してくれますよ!ただ、個人的にいつも悩むことがあって、休憩中とかちょっと時間が空いてしまった時に、スタッフは談笑したりしているのですが、キャストさんに声を掛けるかどうか考えてしまいます。休憩したいでしょうし、喋ったら喉を使ってしまうでしょうし、でも結構時間が空いちゃう時とかってどうなんだろう……みたいな。

堀越 わかります!でもきっと人によりますよね。収録内容が重いものだと雰囲気作りとかもありそうです。トワツガイの収録では私はひたすら明るいですが。笑 

白本 あの明るさがいいんですよ!

堀越 副司令役の倉知さんはずっと難しい単語を話し続ける役なので、本当にすごいですよね。舞台の本番の時もずっと楽屋で練習しているんですよ!私は楽屋でも元気にやっています。笑 

白本 堀越さんがSNSにアップしていた、ブレブレのカッコウの写真すごく好きでした!

堀越 ありがとうございます!マネージャーさんに手伝っていただいて頑張って撮影したので、見ていただけて嬉しいです!ちなみに、ボイスの収録の時などたくさんディレクションしてくださっていると思うのですが、理想のボイスみたいなものが頭の中にあるんですか?

白本 皆さんすごく雰囲気を意識してお芝居してくださるので、信頼しています。ただシーンごとにイメージしている全体のテンション感があったり、他のキャストさんが先に収録している場合だとそちらのテンションに合わせて微調整していく場合もあります。雰囲気でいうと、カッコウさんが出てくるシーンは大体シリアスと明るさが半々くらいですよね。

堀越 基本は明るい話し方なので、たまにシリアスなセリフがきたりすると気を引き締めて挑んでおります!

白本さんがやってみたいこと!

堀越 今後やってみたいことなどはありますか?

白本 まだやったことない事をやってみたいですね。ゲームの原作は今回トワツガイでやらせてもらえたので、映像や舞台など別のメディアのものに参加してみたいなと思います。

堀越 ええ!私、白本さんの舞台に出たいです!!

白本 全然できるとは思えないんですが、もしも実現できたらぜひ!

堀越 でも映像とかもいいですね!ILCAさんは映像のお仕事はあまりやっていないですか?

白本 私が直接関わったものはないですが、やっているとは思います!

堀越 そうなんですね。ちなみに白本さんはどんなジャンルのお話が好きとかありますか?

白本 本はなんでも読みますが、がっつり恋愛だけものはあまり読まないかもしれません。主軸がSFやミステリー、アクションなどで、そこに恋愛が入ってくるくらいのほうが好きです。

堀越 突然ですがBL(ボーイズラブ)って読んだりしますか!?

白本 勧められたものを読んでます。

堀越 そしたらBL描きましょう!私、すごく好きなんです!!

白本 検討します。笑 でも今回トワツガイを作って、女の子を書くのは楽しいなということに改めて気付きました。

堀越 その調子でぜひBLもお願いします!!

実用的な習い事?

堀越 白本さんは小さい頃はどんな子供だったんですか?

白本 小さい頃の方が、今よりも人見知りしなかったですね。迷子になっても泣かないような子で、探すのが大変だったと親が言っていました。

堀越 そうなんですか?白本さんに対して人見知りだと感じたことはないですけどね!

白本 自分では結構人見知りだと思って生きています。笑 

堀越 そうなんですね!小さい頃、習い事はしていましたか?

白本 今はもう全く弾けないですが、ピアノを習っていましたね。あとは水泳とか。堀越さんは何かやっていたんですか?

堀越 ピアノすごいですね!私はバスケットボールしかやったことなくて。

白本 めっちゃ格好良いじゃないですか!

堀越 もっと実用的な感じで料理教室とかも行ってみたかったです!あとは体操とか、何か舞台上で役に立つようなものをやっておけばよかったと思うことがあります。

白本 運動が得意なのも役に立ちそうですけどね!

堀越 たしかに!まだまだ若い子には負けられませんからね。頑張りたいと思います!

取材お疲れさまでした!

堀越 インタビューをする側は初めての経験で緊張していたのですが…白本さんがお菓子などを用意してくださって女子会の雰囲気であっという間に1時間ぐらいお話しさせていただいていました!笑 ほぼほぼ雑談だったり、私が個人的に聞きたい事をお話ししていたので、掲載で使える内容なのかは…私自身わかりません。笑  貴重なお話をお聞きする事ができて、インタビュー側の私が1番満足しています!素敵な経験をさせていただきありがとうございました!


白本さんが原作、堀越さんが出演する『舞台 トワツガイⅡ』は、チケット好評発売中!

舞台「トワツガイⅡ」公式HP

https://www.towatsugai-stage.com/

舞台「トワツガイ」公式X

https://x.com/towatsugai_st?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

『舞台 トワツガイ』第一弾の一幕目は公式YouTubeにて配信中!
『トワツガイ』はこれからも続いていきます!

アプリゲームとしての『トワツガイ』は2024年7月23日(火)20:00をもってサービス終了してしまいますが、

公式ストーリーと二次創作のWebファンコミュニティ“トワツガイ Fans”として続いていきます!

トワツガイ公式X
https://x.com/towatsugai

トワツガイ Fans事前登録サイト
https://lp.towatsugai-fans.com/

トワツガイ Fans公式X
https://x.com/towatsugai_fans

二人のプロフィールはこちら!

【堀越せな】

2016年〜2018年 AIKATSU☆STARS!に加入し、 TVアニメ『アイカツスターズ!』において、虹野ゆめ役の歌唱パートを担当。
2020年TVアニメ最響カミズモード!:亜山ルナ役、舞台キューティーハニー:ピンキークロー役。

【白本奈緒】

株式会社ILCA所属。クリエイティブディレクター。 ゲームプランナーとしてILCA入社後、『DOD3』『シノアリス』『ドリフェス!』『アイドルマスター スターリットシーズン』などに携わる。『トワツガイ』では原作・世界観、シナリオなどを担当。

■ILCA公式Twitter
https://twitter.com/ILCA_jp


■ILCA公式YouTubeチャンネル
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