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【第九弾】『アイドルとおしごと』 雛形羽衣 × ヨコオタロウ

dot yell web編集部
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dot yell web編集部が独占!アイドルを輝かせる“バックステージの魔法使い”達に、アイドルが直撃取材する新連載第九弾! 

『アイドルとおしごと』は、現役アイドルがdot yell webのレポーターとなり、エンタメ業界の最前線で仕事をしているクリエイターやスタッフに取材をする企画です。アイドルを陰から支えているクリエイター達について、「どんなお仕事をしているのか」「仕事に対する情熱」「どうやってその職業についたのか」など、取材を通じて貴重な体験談を読者にお届けします!

第九弾はクリエイティブディレクターのヨコオタロウさんに、雛形羽衣さんが直撃取材!雛形さんとヨコオさんの仲の良さが大爆発!舞台『爆剣』の裏話も盛りだくさんです!

インタビュースタート!

雛形 ご挨拶からですね。はい!

ヨコオ プークスクス。笑 

雛形 なんですか!笑

ヨコオ 今の雛形さんの「ギャハハハハ!」という笑い声から記事に書いてくださいね。

雛形 やめてくださいよ!笑 というか、この調子だとこの回の文章量が大変なことになりそうです。

ヨコオ 今のくだりでもう3行くらいいっちゃってると思うけど。笑

雛形 やばいやばい!笑 それではインタビューを始めさせていただきます!ディアステージ所属の雛形羽衣です。よろしくお願いします!

ヨコオ ゲーム制作のディレクターをやっているヨコオタロウです。よろしくお願いします。

雛形 こうやってインタビューするのは初めてですね!

ヨコオ そうだね。でも雛形さんとはお仕事のお付き合いは結構長いよね。

雛形 そうですね。もう6年か7年くらいですね。

ヨコオ 今日のインタビューで聞く話って、雛形さんはもう知ってることだらけだと思うんだけど、それを知らないテイで話すってことだよね?「え〜そうだったんですか〜!?」とか言っちゃうってこと?

雛形 なんでそれを全部インタビューやる前に言っちゃうんですか!?笑

ヨコオ これを読んでる人にこの空気感を伝えたいし。笑 

雛形 この後の私のリアクションが全部嘘になっちゃうじゃないですか!

ヨコオ 知ってることだったら「知ってたわ〜」でいいじゃん。笑 

雛形 なんですかそれ!笑 はい、じゃあさっそく質問させていただきたいと思います!現在のヨコオさんの仕事内容を教えてください!

ヨコオ まず、『爆剣』という舞台がありまして。その舞台の脚本を書かなきゃいけないのにまだ全然終わってなくて……。でも公演まで一ヶ月切っているのでかなり追い詰められています。笑 今はそれが仕事です。

雛形 今いただいている台本からどれくらいページが増えるんですか?

ヨコオ 増える量は全然わかんないな。

雛形 笑 

ヨコオ 台本で空白のシーンがいくつかあると思うんですが、そこを書かなきゃいけないんですよね。前半はだいたい終わってるんですが、後半はまだまだです。

雛形 なるほど。今現在はとにかく『爆剣』のお仕事をしてらっしゃるって事ですね。その他ゲームのお仕事とかはされてるんですか?

ヨコオ そうですね。普段、メインはゲームのクリエイターをやらせて頂いています。

雛形 実際どんなことを担当されてらっしゃるんですか?

ヨコオ 僕の仕事はクリエイティブディレクターなんです。ゲーム開発でディレクターといえば映画制作でいうところの監督さんです。ディレクターは実際に現場の中にいて、いろんな人にあれをやれとかこれをやれとか言う人なんですが、俺の中ではクリエイティブディレクターはそれよりもちょっと偉い人だと思っています。現場にいないまま、たまに顔を出して「どうかね?」とか言って、なんかちょっと偉そうなオーラを出すっていうのが俺の仕事です。

雛形 そうなんですか?笑 現場にはあまりいないタイプなんですね。

ヨコオ 打ち合わせとかに出ていろいろ決めたりはしますが、現場で作業を直接見たりはしないですね。あとは、クリエイティブディレクターと並行してシナリオライターもやっているので、シナリオを書いたりもしています。

雛形 その二つの仕事をメインでやっていらっしゃるんですね。ゲーム開発の時は声優さんの音声収録のディレクションとかもされるんですか?

ヨコオ プロジェクトによって自分がやったり他の人に任せたりしています。適材適所というか。

雛形 『NieR:Automata』のアニメとかもあったじゃないですか。あの作品にはどのように関わっていたんですか?

ヨコオ アニメに関しては最初は監修で入る予定だったんです。アニメ側から上がってきたシリーズ構成やシナリオを見て原作側として直しを出す立場だったんですけど、アニメ側から上がってきたシリーズ構成が原作そのままだったので「そうじゃない。原作と違うものがやりたい。」と言って、違うものとはどんなものかっていうのを書いているうちにシリーズ構成を担当することになりました。

雛形 そうだったんですね!

ヨコオ 結果的にそうなった感じです。最初からシリーズ構成をやる予定ではなかったんですよ。いろいろ口を出しすぎてそうなっちゃったというか……

雛形 笑 

ヨコオ こういう事は普通あんまりないです。普通、原作側は原作を守らせようとするんですが、僕はどっちかっていうと原作を破壊したがってて。

雛形 珍しいタイプの原作側ってことですね!

ヨコオ そうなりますね。

このお仕事の一番の魅力……?

雛形 ヨコオさんがゲームに関わるお仕事をするようになったきっかけとかはあるんですか?

ヨコオ ゲームのお仕事をするようになったきっかけ……最初にゲームを作りたいと思ったのは、大昔にあった『グラディウス』っていうシューティングゲームがきっかけです。今では当たり前ですが、1面2面3面ってあったらステージのグラフィックはどんどん違うものに変わっていくじゃないですか。

雛形 そうですね。

ヨコオ 当時はビデオゲームっていうとインベーダーみたいに同じ画面をずっと見ているのが普通だったんですよ。それに対してステージのグラフィックがどんどん変わっていくグラディウスを見て、コンピュータなんてすぐ発展するだろうから、これができるならゲームはどんどん進化して映画みたいになっていくんだなと。テレビの時代は終わったんだ!って思って。

雛形 なるほど。笑 

ヨコオ テレビなんて終わり終わり!と思ってそれが40年くらい前の話で、それからゲーム業界を目指すようになったんだけど、テレビ業界は全然まだ終わってないという。笑 

雛形 全然終わってないですよ!笑 ちなみに、このお仕事をされていて魅力的だなと思う瞬間ってありますか?

ヨコオ 他の仕事をやらなくてもいいのが一番良いところです。だって、俺は経理の仕事とか事務の仕事とか本当にできないんですよ。数字を書いたり計算したりもできないし、市役所の書類の記入とかも全然できない。

雛形 わかりますよ。確定申告とかも難しすぎる。

ヨコオ 雛形さんもそうだと思うんだけど俺達はダメ人間だから、ダメ人間はエンタメ業界にいないと生きていけないんですよ。

雛形 笑 

ヨコオ なので、この仕事の魅力はデスクワークとかそういう真面目なことをやらなくていいという部分だと思います。

雛形 朝ちゃんと起きるとかそういう会社員っぽいこともないですもんね。

ヨコオ デスクワークばかりしてたらたぶん3日間くらいで頭がおかしくなると思うんですよ。

雛形 この仕事しかできないということですか?

ヨコオ わかんないけど……ラーメン屋とかならできるかもしれない。笑

雛形 なんでですか?

ヨコオ デスクワークみたいに、答えがわかっているものをずっとやらなくてもいいじゃないですか。ちょっとチャレンジ感があるし、波を乗り越える感じがあって楽しめるんじゃないかなって。

雛形 接客業だったらできるかもしれないってことですか?笑 

ヨコオ わけが分からない状況を乗り越える方がまだ耐えられる気がするということです。笑 

ある意味全部が印象的!

雛形 これまで携わった作品で印象的なものはありますか?

ヨコオ 1つの作品を作るのって本当に大変なので、全部が印象的ではあります。例えばチームからメンバーが抜けたりとかそういう薄暗い出来事がいっぱいあるので、心の傷を負うわけですよ。基本は俺が悪いんですけど。なので、心の傷を負うとやっぱり印象に残ったりして……ここでは話したくないのが正直なところです。苦笑 

雛形 なるほど!『アイドルとおしごと』という明るいインタビューですからね!辛いことを話すのはやめておきましょう!

ヨコオ アイドルだって別に明るくはないでしょう。

雛形 なんでそんなこと言うんですか!!笑 はい、ありがとうございました〜!

ヨコオ 終わった。笑 

雛形 ヨコオさんは舞台ヨルハシリーズも制作されているかと思いますが、思い出に残っていることはありますか?

ヨコオ 全部の舞台がそれぞれ思い出に残ってるなあ。強いて言うなら、雛形さんが出てるやつじゃなくて申し訳ないんだけど……

雛形 いいですよ。笑 

ヨコオ 一番最初にやったヨルハですね。

雛形 私も観に行きましたよ!

ヨコオ 当時アリスインプロジェクトとのコラボ企画として最初にお話をいただいて、いろんな要件がある中であのお話を書かせていただいたんです。それで、当時アリスインプロジェクトの企画はアイドルの子達が演じるということをコンセプトにしていて。いわゆる舞台的な演技の上手さがあるかでいうとやっぱり本職の役者さんほどではないんですよ。ただ、その時集まった子たちがそれぞれの仕事環境においてすごく頑張っていて、その一生懸命さがヨルハの物語とフィットしていると感じたんですよね。現実と物語のリンクがなされているなと。そうした特殊な状況が、演技としてのクオリティというより、個々人の熱意として伝わって、結果、作品としてすごくメッセージ性のあるものになっていたというのがすごく印象的でした。

雛形 私も初演を観に行かせてもらったんですが、すごく面白くて!続編やらないのかなって思ってたんですよ。

ヨコオ そして自分に話がまわってきたと。

雛形 そうです。笑 キタ!!と思ってオーディションを掴み取りました。

ヨコオ あれってどういう流れでオーディションの話がくるの?

雛形 私はもうその時すでに舞台のお仕事をさせていただいていたので、当時マネージャーさんから「こういうオーディションあるけど受ける?」って聞かれて。「受゛け゛ま゛す゛!!!」みたいな。

ヨコオ 「受゛け゛ま゛す゛!!!」って感じね。笑

雛形 それで、受かりました!

ヨコオ なるほど。笑 オーディションとかを実施するといろんな事務所とかから何人か女の子が参加すると思うんだけど、こっちはどういう理由でその子が選ばれて参加しているのかわかんなくて。

雛形 ディアステージの場合だと、たぶんお芝居をやりたいって言ってる子とか、もうすでにお芝居をやってる子とか得意な子とかが呼ばれるんじゃないですかね。

ヨコオ その期間に仕事が空いてる子とかが来るわけじゃないんだ?

雛形 どうでしょう?そういうのもあるのかもしれないですね!笑 

お互いの初めましての印象は?

雛形 じゃあ次は……

ヨコオ ちょっと待って!このインタビューはこんな感じで進めていいの?他の人達がどんな感じでやってたのか知らないけど、もらった質問案そのままだし。

雛形 一応他の人達の記事も読んできたんですよ、私は!他の人もこんな感じだったんです!

ヨコオ そうなの?雰囲気、堅すぎない?

雛形 私が見た感じだと結構こんな感じだったと思いますけどね!……それじゃあもう少し崩しながらいきましょう。

ヨコオ そうしましょう。

雛形 私とヨコオさんは結構お付き合いが長いと思うんですけど、初めて一緒にお仕事をさせていただいた時のことは覚えていますか?

ヨコオ 覚えてますよ。『音楽劇ヨルハ』のオーディションで会ったのが最初でしたよね?

雛形 そうですね。本当に一番最初ですね。オーディションの日にスタッフさんに「この人がヨコオさんです。」って言われて、「わあ!この人がヨコオさんか!怖えー!」って思って。笑 

ヨコオ まあ確かに初見は大体怖いって言われますね。

雛形 しかも無口だったから。……いや、オーディションでペラペラ喋らないか。笑 

ヨコオ 「どうも~こんにちは~!ヨコオです★」みたいな?笑 

雛形 「みんなリラックスして頑張ってね〜!」みたいな。

ヨコオ 雛形さんとオーディションで会ったのは覚えてますよ!声が低かったから。

雛形 ヨコオさんいつもそれ言いますよね。

ヨコオ それが一番本当に印象的だったから。それが合格の理由でもあるし。

雛形 私の声が高かったらオーディションはどうだったんですか?

ヨコオ 高かったら他の人と比較ができなかっただろうし……どうだったんでしょうね。ドスがきいた声を出せる人っていうのがキャラクター的に必要で、声が低い枠で雛形さんと舞川さん(当時ディアステージに所属していた女優さん)を起用したんです。もちろん見た目もありましたけどね。可愛らしい女性だなと思いましたよ。

雛形 ありがとうございます!

ヨコオ この文章を読んでいる人には伝わらないと思うんですが、今の言い方はすごく適当な「ありがとうございます」でした。笑 

雛形 私の返事は「ありがとうございます!」という文章でしか残らないので。

ヨコオ 「適当な返しでした」っていう俺の返しがこうやって文章で残るから。笑 

雛形 やばい。笑 

舞台『爆剣-帝国幻想兵団-』観にきてくださいね〜!

雛形 現在は『爆剣』の制作をやってらっしゃるかと思うんですけど、そもそも『爆剣』はどうやって生まれたんでしょう?

ヨコオ 今さ、急に『爆剣』の話に繋がったけど、ブツっと切れた感じのインタビューになってない?笑  

雛形 え?ダメ出し??

ヨコオ もうちょっとさ、どうにかした方が……用意されている質問の箇条書きみたいなものが読者に見えちゃってると思うんだよね。

雛形 笑 

ヨコオ なめらかな話の流れで「あっ。そうだ。○○と言えば〜」とかあるじゃん!

雛形 しょうがないじゃないですか!インタビューとかやったことないんだから!

ヨコオ もっと滑らかに自然な感じでテーマを盛り込んでいけばいいんですよ!

雛形 いやだってこれはスタッフさんがせっかく用意してくれたんですよ!

ヨコオ 用意してくれた要素を、滑らかにさりげなく「○○と言えば○○は〜」とか、例えば『爆剣』の話だったら「ヨルハのあの時の経験が今やってる爆剣にも繋がってるんですか?」みたいな流れで自然に話に入る、とかじゃないの?

雛形 じゃあそれで。それ私が言ったことにしてもらって。笑 

ヨコオ 笑 

雛形 はい!そんなヨルハシリーズから続いて、ヨルハにも出させていただいていたキャストがたくさん出演している『爆剣』について、企画が立ち上がった経緯などあれば教えてください!

ヨコオ ヨルハシリーズや『君死ニタマフ事ナカレ』の時に、プロデューサーとかに集客のこととかを散々言われてそれが嫌になっちゃったんですね。それで、お客さんの人数の事とかを考えたくなくて……考えなくていい舞台をやりたいと言って始まったのが『爆剣』です。

雛形 なるほど。

ヨコオ だから、舞台は本当は男性キャストだけとか女性キャストだけとかの方が集客がしやすいんだけど、『爆剣』はそういうことを考えたくないから両方のキャストがいる自然な形でやりたいと言って強引に押し通した企画です。あと、集客のために役者さんを大勢いれるのもしんどかったし。ただ、最初はそうだったんだけど、何回かやっていくうちに『爆剣』に愛着とかも湧いてきたし、シリーズで楽しんでくださっているお客さんもいるので、ちゃんとした形に盛り上げていきたいなって気持ちが途中から出てきたんですよね。

雛形 そうなんですね。

ヨコオ 最初は単純に“お金儲けが嫌です”の企画です。笑 

雛形 そこから始まったオリジナル企画なんですね。ちなみに、『爆剣』についてまだどこにも出していない話ってありますか?

ヨコオ どこにも話してないかどうかはわからないけれど、コロナの頃にいろいろな舞台が中止になったりして、ヨルハでお付き合いがあった役者さん達も演出家の人達も困っているっていう状況に対してなんかすごく頭にきたんですよね。それで、『爆剣』をその人達が食えるようなお仕事にしていきたいなって気持ちがすごく固まったんです。コロナによって、より『これはやるべきだ!』って思った企画です。

雛形 (拍手)私も食べさせてください!笑 

ヨコオ まあ、優秀な役者さんはね。笑 

雛形 え、なんですか?「優秀な役者さん“は”って」。笑 

ヨコオ でもヤツメは『爆剣』は皆勤賞だからね。

雛形 ありがとうございます。前回の『爆剣』でキャストをほとんど入れ替えたんですけど、ヤツメは残ったんですよね。

ヨコオ 『爆剣』は一作目と二作目をやって、ほぼ同じキャストさんでやってたんですが、もっとシャッフルするような作品にしたいと思って。全体的にもっとスケールを大きくできるような形に向かおうと思ったのが三作目でしたね。

雛形 四作目となる今作は、これまでのキャストが入り混じってるんですよね。

ヨコオ そうですね。今作はいろんなキャストがいて『爆剣』というプロジェクトの大枠の形としては最終形です。大勢いる中から何人かがピックアップされて参加するっていう。

雛形 いったいどんな話になるのか!

ヨコオ 雛形さんは台本を読んでいるから大枠のオチとか知ってるじゃないですか。

雛形 そうですね。

ヨコオ 読んでみてどうでしたか?

雛形 ええ!?どうでしょう……

ヨコオ ちなみに、壱岱さんからは「源平(三作目)の時より状況がわかる」って言われました。笑 

雛形 たしかに!源平の時は壱岱さん頭抱えてたから。笑 

ヨコオ それよりは今回はわかりやすいですよね。

雛形 どこで何をしているのかがわかります。

ヨコオ 源平の時は心理描写みたいなのもあったし、謎の幻想迷宮みたいなのもあったし。

雛形 でも私は今回が一番セリフの量がやばいです。

ヨコオ 笑 

雛形 前回もかなりやばかったんですけど、ヤツメとミカエルで半分ずつ分けていたのでまだ大丈夫でした。今回はやばいです。

ヨコオ ここには書けないけど、とあるパートでヤツメに喋らせるかどうか最後まで悩んでた部分もありましたけどね。最終的にはヤツメにしましたが。

雛形 そうだったんですね!はい、楽しみですね、『爆剣』。この記事が出る頃にはもうすぐ始まると思いますが……

ヨコオ いま滑らかに繋ごうとしてる?

雛形 そうそうそう!笑 もうこれ資料を共有しちゃってるから滑らかに繋ごうとしてる瞬間もバレちゃうじゃないですか!

ヨコオ 笑 

雛形 せっかく滑らかに自然に繋ごうとしたのに。笑 ぜひね、このインタビューを読んでる方にも観にきて頂きたいたいなと!

ヨコオ ヘタクソか!笑 

雛形 (机を叩く)

ヨコオさんの今後の展望!!

雛形 ヨコオさん個人のお話としては、今後の目標や夢や展望はあるんですか?

ヨコオ 最近挑戦しようと思っているのが、飲むだけで痩せる薬があるっていうのを聞いて、それを飲んで痩せようと思ってます!

雛形 ダイエットですか?

ヨコオ ダイエットですね。以前にも他のダイエットをやったんですがあまりにも痩せないので諦めかけていたんですけど、肝臓がやばいみたいなことを散々言われちゃって。科学の力で痩せられないかなっていうのが今後の展望ですね。

雛形 運動はしてるんですか?

ヨコオ してないよ!運動できるんだったら薬なんて飲まないって!

雛形 笑 

ヨコオ 意思の力がないからそういうものに頼ってるんですよ!!

雛形 腹筋とかに貼って低周波で痩せるやつとかどうですか?

ヨコオ あれって本当に痩せるのかな。

雛形 いやわかんないですけど、でも脚本書きながらできるじゃないですか。

ヨコオ 痩せるなら全然つけるけど、痩せないイメージがあるからなあ。

雛形 はい、ダイエット頑張ってください。

応援よろしくお願いします!

雛形 いま参加しているお仕事について、言える範囲で教えていただけますか?

ヨコオ 言える範囲で?言えるのはないかなあ。

雛形 そうですよね。

ヨコオ 年末にディナーショーがあって、それに出る予定はありますが、僕は特にやる事はないんですよね。それに、ご飯食べながら喋って終わりだから仕事ですらないかも。お食事会みたいなものです。

雛形 あとは『爆剣』ですよね。他にはありますか?

ヨコオ なんかこういう時に「皆さんには言えないんですけど〜結構大きいプロジェクト仕込んでるんですよ〜」とか「●●で頑張りたいんです〜」とか言う人っているじゃないですか。

雛形 結構いらっしゃいますね。

ヨコオ それで思うんですけど、あれを読んで嬉しい人っているんですか?

雛形 笑 

ヨコオ 何も情報が書いてないわりに思わせぶりなことを言ってて意味ないじゃん!って毎回思うんです。

雛形 でもそれは、今は言えないけど何もしてないと思われたくないから言うんじゃないですか?

ヨコオ それはつまり無職だと思われたくないからアピールしてるってこと?

雛形 まだ情報は出てないけどちゃんと頑張ってるよって話なんですよ。

ヨコオ  世界に向けて「俺はちゃんと仕事があるんだよ」って発信したいってこと?

雛形 そういう事です。私も言いますもん!舞台の本番じゃない期間で、ちゃんと働いてるけど皆に何も言えない時にSNSとかで「今日も、お仕事お仕事!」とか。笑 

ヨコオ 笑 

雛形 「情報解禁はまだ先だけど待っててね!」みたいな。笑 

ヨコオ ええ!本当に?

雛形 言いますよ!だって何もしてないとか遊んでるだろとか思われたくないですもん!

ヨコオ 言う必要はなくない?遊んでるって思われてもいいじゃん!

雛形 頑張ってるんだなって思われたいじゃないですか!

ヨコオ 別に……笑 

雛形 その方が応援しようって思えるじゃないですか!

ヨコオ たしかにアイドルとか女優とか人気商売してる人は重要かもね。でも俺は別に「ヨコオ遊んでるな〜」って思われてもかまわないので特に言うことはないですね。

雛形 とにかくヨコオさんからお知らせすることは今は無いということで!笑 ありがとうございました!

幼少期はどんな子供だった?

ヨコオ どうですか?今日はインタビュアーをやってみて。

雛形 楽しいですね!

ヨコオ そうですか。

雛形 相手がヨコオさんだったからあんまり緊張しないというか。

ヨコオ これ他の人だったらすごい堅いインタビューで終わってたね絶対。

雛形 そうですよ!でも、こういうのは堅くいくべきじゃないんですか?そんなことない!?

ヨコオ でも雛形さんは面白キャラなのにインタビュアーをやるってなった瞬間に面白要素がゼロになるって……それでいいの?

雛形 でも短くギュッてまとまってた方がインタビューは書きやすいじゃないですか!

ヨコオ よし。今回の記事は前半がインタビューで後半はダメ出しコーナーでいこう。だって、この紙に“雑談など挟めるようであればお願いします”って書いてるのに、それも全然ないし!

雛形 最後にまとめてするものだと思ってたんですって!でも最後の質問まで聞けたんだからそれでいいじゃないですか!雑談の質問はまた機会がある時に……

ヨコオ いや俺が挟みますよ!!雛形さんは小さい頃どんな子供だったのか教えてください。

雛形 私は小さい頃は友達とお笑いのコンビを組んで学校とかでやってました。笑 

ヨコオ たしかにその片鱗は現在もあります。薄っすら面白いみたいな。

雛形 薄っすら面白い。笑 ヨコオさんはどんな子供だったんですか?

ヨコオ 僕はすごい小さい頃はすごくいけ好かない子供でしたね。

雛形 まあ……その片鱗はあります。笑 

ヨコオ 頭が良すぎてそうなっちゃったんですよ。たとえば、小学校の頃に校庭で集会をやっていて、演壇で話す校長先生を見ながら「俺の主観では校長先生はこういう風に見えてるけど、校長先生にとっての俺は大勢いる小学生の中の一人だから俺は大したことない存在なんだ。」みたいなことをずっと考えてて、しかもそれを周りにも言ってて。

雛形 周りにも言ってた!?笑 

ヨコオ 「だから、世界は大したことないんです。」とか言ったりして、そういう哲学的なことをずっと考えてたんですよ。

雛形 そうなんですね……

ヨコオ なのに中学生の時に女の子を好きになって急に頭がバカになった。笑 

雛形 目覚めたんだ!笑 

ヨコオ LOVEに目覚めて……でも彼女はずっとできなかったんですよ。男が急にバカになる理由の大体はLOVEが原因だと思います。 アハハ〜ᐠ( ᐛ )ᐟ みたいな。

雛形 哲学者だったのに。笑 勉強とかはどうだったんですか?

ヨコオ 勉強は嫌いでした。うちのお婆ちゃんがスパルタのお婆ちゃんで、小学校の時に一学年上の教科書を勉強させるんだよね。

雛形 ええ!?

ヨコオ 三年生の時には四年生の教科書をやってたから、三年生の内容は全部知ってて授業なんか聞かなくてもわかるんですよ。

雛形 知ってるわ〜みたいな?

ヨコオ そう。だからすごく感じが悪かったと思う。全然授業も聞いてなかったし。それで、先生が「授業聞いてんのか?」って言って答えてみろとか言われても答えられるんだよ。

雛形 先生が「クッ!」ってなるやつ。笑 

ヨコオ 感じ悪いよね。でも自分でそうなりたかったわけじゃなくてお婆ちゃんに嫌々やらされてただけだから!でも本当に酷かったな。笑 

雛形 お婆ちゃん子だったんですか?

ヨコオ お婆ちゃん子だったんですけど、お婆ちゃんが異常なスパルタというかなんか凄いひとだったから、だいぶ人格形成に影響が出ました。笑 

雛形 お婆ちゃんの影響で良かったことはないんですか?

ヨコオ なんだろう……お婆ちゃんは勉強以外が無茶苦茶なんですよ。お婆ちゃんのカレーを食べた時にカレーが美味しいって言ったら、そこから一週間くらいずっとカレーを出された事がありました。孫が好きだって言うから毎日同じものを出すんですよ。好きだったから毎日食べるんですけど、ある日突然食えなくなるんです。それで小学生から高校生くらいまでカレーが食べれなくなりました。あまりにも連続して同じものを食べると人間は体が拒絶反応を示すんだなって学べたのが、良かったところです。

雛形 なるほど。笑 

ヨコオ こうやって食べれなくなったものが他にもいくつかあるんですよ。焼肉のタレとか、王風麺っていうインスタントラーメンとかね。それからは俺の中で“同じものは毎日食べちゃいけない”っていう鉄の掟ができました。ちなみにカレーに関しては高校卒業くらいの時にタイカレーが登場して、試しに食べてみたらこれは食べられるなと思って、そこからもう一度食べられるようになりました。

雛形 『爆剣』の話に戻っちゃうんですけど、『爆剣』ってお話の中に“食”とか“グルメ”が出てくるのはなぜなんですか?

ヨコオ 『爆剣』に“食”が出てくるのは、お客様にこの舞台に出ている役者さんを近くに感じて欲しいという思いがあるんです。食事ってわりと身近というか、ファンタジーではないじゃないですか。例えば、“斬り合い”はファンタジーだけど“食事”はファンタジーじゃないから役者さんを身近に感じられる要素だなと思ってて、そのやり取りを役者さん達がやることで、舞台ではなく役者さん達を好きになって欲しいという意図があるコーナーなんですよね。

雛形 なるほど。

ヨコオ そうなんですけど、毎回思った感じにできてないんですよ!!

雛形 毎回稽古場に指導しに来てますもんね。スパルタの。笑 

ヨコオ 稽古場に行って説明すると、毎回みんなハテナみたいな顔してるんだよね。

雛形 毎回「全然違う!!」「そうじゃない!!」みたいな感じですよね。

ヨコオ 食べ物を置いて「これでみんなでワイワイして下さい」とか言うと、小話とか作ってくるんですよ。小ネタを作ってきてお客さんをドッと笑わせようみたいな。求めているものは違うんですよ!『小話なら俺の方が上手く作れるわ!』と思って。そうじゃなくて、キャラクター同士の関係性でお互いやり取りする何気ない楽しさを伝えて欲しいって言ってるんです。けど、すぐ小話作ったりゲテモノを食ってそのリアクション芸に逃げたりして、全然うまくいかない!ずーっとうまくいってない!

雛形 笑 わかりました!今作で見ててくださいよ。やってみせますよ!

ヨコオ あのコーナーはもう面白さとかなくてもいいよ。面白くしようとしちゃダメなんだよ。

雛形 だって台本に“アドリブ”って書かれて、面白いものにしなきゃって思うじゃないですか。面白くならなかったらメンタルがボロボロになっちゃいますよ!

ヨコオ だってエチュード(演劇の即興芝居)とかだって別に面白くないじゃん。それと一緒ですよ。

雛形 じゃああのコーナーはエチュードってことでいいですか?

ヨコオ いや、アドリブです。笑 

雛形 笑 

ヨコオ エチュードほど作ってきて欲しくはないんですよね。

雛形 わかりました。頑張ってみますね……笑 

ヨコオ 今回も稽古場に行きますからね。「ちゃんとやれ!」って言いに行きます。

雛形 みんなに「来るぞ!」って伝えておきますね。

ヨコオ これって昔懐かしい演劇の演出家のイメージだよね。笑 言ってる事が抽象的でよくわかんないところが昭和感ある。

雛形 「なんか違うんだよな〜そうじゃないんだよな〜」みたいな。笑 

ヨコオ そうそう。笑 

雛形 でも具体的なこと言ってくれないからみんなハテナになっちゃうんですよね。

ヨコオ 具体的な答えを言うなら台本に書きますよ!でもこれは本番でも完成しないコーナーなんです。

雛形 乞うご期待ということで……!

ゲームクリエイターと役者の共通点?

雛形 ゲームクリエイターと役者の共通点ってなんだと思いますか?

ヨコオ 共通点?なんだろう……書類の事務仕事ができないとか?

雛形 笑 あとは、毎朝決まった時間に起きれないとか?

ヨコオ ゲームクリエイターと他のお仕事で明確に違う部分は、ゲームクリエイターは仕事が長期スパンなんですよ。3、4年かけて一つの仕事を終わらせるので、1日で仕事が終わらないんです。すっと毎日同じような仕事を続けてるっていう。

雛形 そう考えると役者とちょっと似てる部分はあるかもですね。

ヨコオ 役者さんって、1個の舞台をやるのに1ヶ月とかで終わるじゃないですか。練習も一日やったらいったん終わりだし。

雛形 そうですね。

ヨコオ 僕の中ではスパンが短くて羨ましいと思うことが多いですよ。

雛形 たしかに3、4年とかになるとそう思うかもしれないですね。でも、チームワークっていう部分は似てますね。座組があって何人も一緒に仕事するみたいな。

ヨコオ 舞台って稽古をして上演してって大体二ヶ月くらいですよね?

雛形 長くても二ヶ月って感じですね。

ヨコオ 二ヶ月で関係性をつくって盛り上がって解散!って、あんまり他の仕事にはないタイプじゃない?

雛形 そうかもしれないですね。

ヨコオ オフィスで働いてる人たちは、早くても1年で部署変更とかだと思うんだよね。それと比べると役者さん達は結構短いスパンで人間関係を作って回していっててすごいなと思います。

雛形 私もそう思います。

ヨコオ 役者さんって美男美女で、たくさん喋る人が多いじゃないですか。その結果、陽キャな人が多くて、そういう人達は短いスパンで生きていけるのかなっていま思いました。笑 

雛形 笑 

ヨコオ 雛形さんはどうですか?

雛形 私はその座組によりますね。すごく人見知りする時もありますし。そういう時は結構大変です。

ヨコオ 人見知りしてる時は稽古場の端っこで?

雛形 丸まって台本読んでますよ。笑 

ヨコオ 人見知りしない時は?

雛形 イェーイ!!って。笑 

ヨコオ 『爆剣』はもう顔見知りだから大丈夫だよね。

雛形 前回は知ってる方が少なかったですが、今回はもう全員知ってるので。イェーイ!!です。笑 

ヨコオ 気楽にやれてるんですね。でも役者としてはもうちょっとハードな環境で全然知らない人達の間で傷つけ合うような舞台をやるべきなんじゃないの?

雛形 傷つきたくないです。笑 

ヨコオ 舞台役者をやっていて、他の役者さんに勝ちたいとかあるんですか?

雛形 勝ちたい?

ヨコオ 私の方が良い演技をしているように見せたい!みたいな。

雛形 どうでしょう……あまりないかもしれないです。一つの舞台で似たような役がいたことがないからかもしれないですね。ダブルキャストとかだったらそう思ったりするかもしれないですが、まだやったことはないです。今のところはライバルというよりは支え合いって感じですかね!

ヨコオ みんなで良い舞台つくるぞ!みたいなね。

雛形 自分がこういう演技をしたら向こうがもっと良い演技をして、とかそういうのです!

ヨコオ 前に知り合いの舞台で本当にちょっとだけ日替わりゲストの端役で出させてもらったことがあるんですけど、セリフが本当に覚えられなくて。俺はよく「演技こうして欲しい」とか「アドリブパートはこうして欲しい」とか言うじゃないですか。でも実際に自分でやってみたら、覚えたセリフを順番に口から出すだけで精一杯だったんですよ。喋ってる時にどういう演技をするとかは一切考えられなかった。だから役者さんは本当にすごいことをしているんだなと。

雛形 (無言で頷く)

ヨコオ その自信の上に今回のセリフ量が成り立ってるわけですからね。

雛形 ……やりがいを感じています。笑 

シナリオの書き方!

雛形 ヨコオさんは普段どうやってシナリオを考えているんですか?

ヨコオ 僕はお話を考える時に映像で考えるので、絵を見ながら書いてるって感じかな。

雛形 映画を見てる感じってことですか?

ヨコオ そうそう。自分の目の前で動いたり喋ったりしている人を見て、それを書き写してるって感じが一番適切な言い方かも。

雛形 キャラクターが勝手に喋ったりするってことですか?

ヨコオ キャラクターがお話を作っていくっていうタイプの人もいると思いますが、僕の場合はそれはあんまりないです。最初のあらすじは決めて置いてあるので、そこに向かってキャラクターが喋っていく感じです。たとえば1時間とか喋ってたキャラクターが、そこから決められたエンディングに向かうまでの間にどんなシーンでどんなことを言うのが自然なのかというのを計算して喋らせています。

雛形 そうなんですね!

ヨコオ たとえば、前半は明るいキャラクターだったのに最後は暗い殺人鬼になるみたいな話があったとして、それを何の特徴も理由付けもなく途中で変えちゃうと変じゃないですか。なので、途中で葛藤があったりそういうものを積み重ねて最後はそうなっちゃうっていう風にすると思うんですけど、そのプロセスを5分でやっちゃうと嘘っぽいから、それを3箇所くらいに分けて全部で20分くらいかけて順番に言って伝えるみたいな感じです。

雛形 なるほど。

ヨコオ 不自然さを潰していくと、お話ができるんですよね。取って付けたように出てきたり、さっき紹介されたキャラが急に死んだりすると「ご都合主義だな」って思うじゃないですか。感情移入できないから。

雛形 うんうん。

ヨコオ ちゃんと序盤から積み上げていって、関係性があるキャラが死ぬから気持ちが動くみたいな。

雛形 なるほど。勉強になります。

ヨコオ 雛形さんは脚本書かないの?

雛形 書いてみたいなとは思っています。いつか“作・演出”とかやりたいなって。

ヨコオ ぜひやってみてください。

雛形 私が今の段階で書くと、唐突な展開が多いストーリーになっちゃいそうです。笑 

ヨコオ 最初に書く時、他のアニメとか演劇の脚本を真似して書こうとすると、真似する事が優先されて、その中に出てくるキャラクターの自然さが失われたりするから、例えば、現実世界の人物とかを参考にして書くと、自然になると思います。

雛形 なんか『爆剣外伝』とかなら書ける気がします。全部のキャラクターをわかってるので!ゼロからキャラクターを生み出してその人達を動かすのは大変そうです。

ヨコオ でも仮に『爆剣外伝』を書く時も、初見のお客様がいるからそのお客様にも伝わるように書かないといけなくて。

雛形 ファンだけがわかる書き方じゃダメってことですね。

ヨコオ たとえばこれまでのシリーズで関係性があったとしても、その描写なしで新しい作品で絡みを入れると初見のお客様はついていけないんですよ。新しい作品の中でもちゃんと関係性は組んであげないと自然じゃなくなっちゃう。過去作があっても常に新作であるかのように振る舞う必要がありますね。

雛形 たしかに、『爆剣』には“どの作品から見てもわかる”っていうコンセプトがありますもんね。勉強になります。(ペンを空中で走らせる)

ヨコオ “雛形、ペンを空中で走らせるが、何も書いてない”って書いておいてください。

雛形 笑 

雛形さんの演技スタイルとは?

ヨコオ 雛形さんは演技する時はどんな感じなんですか?憑依させたりするんですか?

雛形 憑依系ではないですね。笑 演じるキャラクターにもよりますが、自分と全然違うキャラクターだったらある程度気持ちを作っていく感じです。例えばヤツメとかだと割と自分の素に近い役かなと思います。

ヨコオ 舞台『けものフレンズ』の時はどうだったの?

雛形  カラスは自分に近くはなかったですね。寡黙でクールだけど思いやりがあるキャラクターで、声もすごく低かったです。

ヨコオ 舞台『降臨SOUL』の武田信玄は?

雛形 武田信玄は武将なので……自分と近くはないかな。笑 でも武将の過去回想のシーンとかはちゃんと武将の気持ちになって戦うぞという気持ちでやりました。でも結構おちゃらけ系のキャラクターでもあったので、やっぱり壱岱さんは私のキャラクターをわかっているんだなと。笑 

ヨコオ 普通に面白くて笑って観させていただきました。笑 

雛形 けもフレの時も壱岱さんが観にきてくれたんですが、私のキャラクターの面白シーンを観て「雛形さんはどこにいっても雛形さんで良いね!」って。笑 

ヨコオ 笑 『爆剣』もそうだし、その感じで頑張っていって売れるといいよね!

雛形 ずっと何年も言われてるんですよ。「売れるといいよね」って……笑 

ヨコオ 俺は雛形さん面白いと思うんだけどなあ。雛形さんの関係者を30人くらい集めてミーティングしたいですね。ファンも集めて。

雛形 ファンからもダメ出しもらうんですか!?それはキツイ!でも頑張って実力も人気も伸ばしていきたいです!

ヨコオ 頑張ってください。応援しています。

取材お疲れさまでした!

雛形 自分がインタビュアーをやってみて、実際にプロのインタビュアーがいるように、とても難しいお仕事なんだなと思いました。でもお相手がヨコオさんだったのでリラックスしていろいろなお話を聞くことができて良かったなと思います。間もなく舞台『爆剣-帝国幻想兵団-』がCBGKシブゲキ!!で上演されますので、そちらもより気合を入れて頑張っていきたいと思います!ぜひ観にきて頂けると嬉しいです!ここまで読んでいただきありがとうございました。

ヨコオタロウさんが原作・脚本を務め、雛形さんが出演する『爆剣 -帝国幻想兵団-』は、チケット好評発売中!

◆舞台「爆剣」公式HP

shirokuro-stage.com

◆舞台「爆剣」公式X

https://x.com/BAKUKEN_ST

二人のプロフィールはこちら!

【雛形羽衣】

ディアステージきっての個性派女優。

生年月日:7/27
出身地:東京都
SNSアカウント:X@ui_hinagata

〈主な出演作〉
舞台『音楽劇ヨルハver.1.2』ローズ役
アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』ローズ役
舞台『死ニタマフ事ナカレ零_改』クチバ役
ファンムービー『シノアリス一番最後のモノガタリ』アンキ役
舞台『けものフレンズ〜きみのあしおとがまたきこえた〜』ハシブトガラス役
舞台『爆剣〜幕府御前死合〜』ヤツメ役
舞台『爆剣〜東京転生死合〜』ヤツメ役
舞台『爆劍〜源平最終決戦〜』鬼一法眼役
舞台『爆剣〜帝国幻想兵団〜』ヤツメ役

【ヨコオタロウ】

ゲームクリエイター。漫画原作や、舞台脚本、アニメ原案なども手掛ける。
代表作「ドラッグオンドラグーン」シリーズ、「ニーア」シリーズ。

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