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「バンもん!全国ツアー2021 『極仲良的旅』ファイナル 〜ちなみにバンもん!9周年〜」@Zepp Haneda【dot yell】独占ライブレポート!

dot yell編集部
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ベスト盤「ーバンもん!BESTー極仲良的世界」を手に6月より始まったバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(以下、バンもん!)の全国ツアー「バンもん!全国ツアー2021「極仲良的旅」。道中、メンバーにも様々なアクシデントが起こり、けっして一筋縄ではいなかったツアーだった。だからこそ、いつも以上に「乗り越えた感」があったのも事実。そのツアーを締めくくる場になったのが、バンもん!の9周年も兼ねて、10月30日(土)にZepp Hanedaで行われた「バンもん!全国ツアー2021 『極仲良的旅』ファイナル 〜ちなみにバンもん!9周年〜」になる。当日の模様を、dot yellでクローズアップ!。

 
ここから大海原へ進むような、壮大な音に乗せ始まったバンもん!の今宵の物語。「あー、よっしゃバンもん!」のメンバーの声が、気持ちを熱く奮わせる。キラキラとした輝き放つ登場SEに乗せ、メンバーが次々と舞台へ姿を現した。一人一人の姿を目にするたび、胸の鼓動が勝手に激しくなる。落ち着く?いやいや、そんなの無理でしょ。あの笑顔を見て棒立ちでなんかいれますか。メンバーも開始早々フルスロットルでライブを展開。

 
ななせぐみの「みんなで一緒に踊りましょう」の声を合図に、ライブの幕開けを飾ったのが「NaMiDa」。 舞台の上でわちゃわちゃ弾けたり、一列に並び、互いの肩に手を添えながらラインダンスしてゆく様に、胸がときめく。メンバーらの動きに合わせ手にしたサイリウムごと両手を振り上げ、一緒に楽しい空間の中へ飛び込んでゆく観客たち。途中、鈴姫みさこがドラムを叩けば、甘夏ゆずがギターを、望月みゆがベースをプレイする場面では、視線が演奏する姿に引き寄せられる。いつもそうだが、どこへ視線を向けて良いのかわからなくなるくらい見どころいっぱいのパフォーマンス。バンもん!の掛けるときめきの魔法に会場中が魅せられていく。

 
望月みゆのクラップを受け、メンバーらが「うりゃおい!!」と叫びながら観客たちを煽りだした。「青春カラダダダッシュ!」に乗せ、メンバーたちが早口で繰り出す歌声に刺激を受け、気持ちが騒ぎだす。望月みゆのベースのフレーズと掛け合うメンバーたち。サビでメンバーらが本気で楽しみながら歌い弾ける姿に気持ちが熱く煽られ、会場中の人たちが、騒ぐ気持ちを爆発させるように思いきり両手を振り上げていた。ヤバいよ、楽しいというエナジーが身体中から止めどなく沸きだす。「私たちの物語は始まったばかりなのです」とメンバーらは叫んでいた。いや、わかるけど。最初からフルパワーで弾け出したこの気持ち……MAXXまで引っ張りださなきゃ今宵は持ちそうにない。気持ちと体力の限界への挑戦?そんなの当たり前。だって、この楽しさは「まだまだまだまだ終わらない」。

 
「めっちゃ、楽しい。もう幸せ!!」と満面の笑顔で叫んでいたのが、甘夏ゆず。MCでは、初披露した新衣装についてなど語っていた。

 
「でっかいアイドル界という土俵の上で、これからも戦っていく意思表示をしたいなと思います」。その言葉を合図に飛びだしたのが、「SUMOU」。勇壮なイントロに導かれ、メンバーたちが大きく天に手を突き上げる。その姿へ気持ちを合わせるように、フロア中でも多くの拳やサイリウムが天へ向かって突き上がっていた。大桃子サンライズの煽りを合図に、メンバーたちと観客たちのバトルがスタート。メンバーらは、ドラムを叩く鈴姫みさこを中心に、舞台という土俵の上を走りまわりながら観客たちをけしかける。大桃子サンライズの気合の入った煽り声がパワフルだ。メンバーらがラウドな演奏に合わせ「どすこい」と四股を踏むたびに、観客たちもその場で限度いっぱいに四股を踏む。もんスターとメンバーとのまさに「がっぷり四つの取組」が羽田を揺らしていく。

 
続く「Q.人生それでいいのかい?」でもメンバーが、フロア中の人たちが、拳を高く振り上げだす。心の中に溜まった不満をぶつけるように歌うメンバーたち。身体を騒がすビートの効いたロックサウンドに乗せ、拳を振り上げ「 Wow! Wow! Wow!」と叫ぶメンバーらと一緒に、心の声を張り上げながら熱狂の中へ溺れたい。彼女たちは、ときに愛らしい面も見せながら、高ぶる気持ちを笑顔でぶつけてきた。笑顔で可愛く世の中へアジテーションしながらも、ポジティブなメッセージを発信してゆく。そのチャーミングにパンクしてゆく姿に会場全体が共鳴していく。望月みゆのシャウトを合図に沸き起こった熱い拳のやりとりに会場のテンションのギアがさらに上がっていく。

 
ななせぐみの、「慌てないで 慌てないで あわてないで」と愛らしい歌声から始まった「しゅっとこどっこい」。その思いを受け継ぐように、同じく「慌てないで 慌てないで」 と歌う望月みゆ。でも…「しゅっとこどっこい」の声を合図に、楽曲も、メンバーのテンションもふたたび一気にスパーク!!気持ちを騒がせる表情から、ラップしてゆく姿や愛らしい仕種など、ポップに弾けた音楽のバルーンの中へ、バンもん!はいろんな楽しい要素を詰め込み、届けてきた。次々と表情を変えながらも、最終的にブチ上がってゆく。そう、理屈も屁理屈もどーでもいい、要は楽しんだもの勝ち!!

 
MCでは、鈴姫みさこ・望月みゆ・甘夏ゆずの3人が舞台に。ここで9年間の思い出を語る…はずが、9年前以前の、保険外交員の仕事をしていたことを語りだしたのが鈴姫みさこ。望月みゆの9年前は、「躍ってみた」の動画を上げ始めた時期。同時に香川県の小豆島の国際ホテルに住み込みながら仲居さんをやっていたことを伝えてきた。甘夏ゆずは、学校の授業を抜け、バンドでライブをしに東京へきていたと報告してくれた。

 
ふたたびメンバーが舞台に集結。「なんだかしお、踊りたくなっちゃったなのー」(恋汐りんご)「それは大変だ。それじゃあみんなで躍ろうよー」(ななせぐみ)のゆるーいやりとりを合図に、鈴姫みさこ・甘夏ゆず・望月みゆが楽器を手に演奏。恋汐りんご・ななせぐみ・大桃子サンライズの3人がダンスをしながら「イミ・ナイ・ダンス」と観客たちを煽りだす。「すべてを忘れて踊り狂っちゃいましょう」(大桃子サンライズ)の声を合図に披露したのが、「イミ・ナイ・ダンス」。メンバーたちが声を一つに「やりたいことだけやりたいだけの」と歌いだす。スタイリッシュでアーバンなダンスロックスタイルで始まった楽曲は、いつの間にかパンキッシュでビートの効いたダンスロックに変貌。気持ちを騒がす演奏の上で、メンバーらが「意味ないダンス」と歌っていた。さらに、「MAXジャッジは」と歌うメンバーら一人一人が順に「10点」「10点」「10点」と言いながら跳ねる姿に合わせ、観客たちが順に飛び跳ねて巻き起こったウェーブは会場を越えて波打っていた。

 
続いてバンもん!ではお馴染みのメンバーのトリセツとも言える大定番曲。観客たちのバイブスがMAXXとなった「6 RESPECT」。センターのメンバーをドラム裏のメンバーがリレー方式に紹介をしていくお決まりのパフォーマンスに場内中の人たちも真似をすれば、メンバーたちも全員で肩を組んで歌う場面も登場。演奏陣のプレイも熱いが、メンバー全員がステージ上でわちゃわちゃと仲良く戯れてゆく姿を見ていると、こっちまでテンション高く気持ちが舞い上がってゆく。もんスターとのコールアンドレスポンスで会場のボルテージも最高潮に達した。まさにここにいる全員が「MAXX NAKAYOSHI」になった瞬間だった。

 
次のMCは、恋汐りんご・ななせぐみ・大桃子サンライズが担当。ここではツアーの思い出話を語りだす。大桃子サンライズが函館のイカについて話し始めれば、その話を受け、3人でイカ踊りを歌い躍りだす。「みなさん、イカ踊りはイカがだったでしょうか」(恋汐りんご)の言葉を受け、次のブロックへ。

 
次に披露した「ショコラ・ラブ」は、バンもん!にとっても思い入れの深い歌。事前にファンたちから集めた声もこの曲に組み込み、この日はスペシャル・バージョンとして披露。「私たちの思い、受け止めてください」(甘夏ゆず)の声を合図に、メンバーたちはとろけそうなくらいに”好き”な気持ちを告白するように歌っていた。サビでは「メガネ萌え」と歌いながら愛らしくはしゃぐ姿も登場。メンバーらと一緒に蕩ける気持ちを胸に心地好くステップを踏むたびに、心がキュンとする。途中、ファンたちが録音した声を集めた口上が登場。やはりライブは、メンバーとファンたちの思い詰まった声のやりとりがあってこそ。たとえ短い時間でも、それを改めて感じられたことがこれまでの彼女たちとファンとの絆をより深めていく。その声を聞き、いつしか涙ぐむメンバーらも。観客たちの口上に乗せ笑顔で躍るメンバーたちの姿が、キラキラと輝いていた。

 
淡い気持ちを胸に歌ったのが、「ピンヒール」。この展開に胸がキュッとした。女の子の胸の内に秘めた思いを、悲喜いろんな気持ちをキュッと丸めながら、彼女たちは歌声に乗せ投げてきた。歌詞と相まってより一層エモーショナルな6人の歌声が印象的だった。

 
女の子の痛い気持ちをこの場所から吹き飛ばすように、躍動する楽曲に乗せ、バンもん!は力強く「White Youth」を歌っていた。誰もが人生で経験してきた後悔や挫折に寄り添うように、ずっと胸に抱えていた思いをストレートに表現するそんな楽曲。メンバーたちの揺れ動く心模様を、熱を持って感じられ、まだ未熟で幼かった自身に優しく触れてくれるようなどこかノスタルジックな気持ちにさせる不思議な空気にステージが包まれていた。

 
そしてライブはここから急展開へ。観客たちを煽る恋汐りんご。フロア中の人たちの手を頭上高く掲げ、伸ばした手を右横に。ここからは、みんなでキリンのポーズをした手を振りながらキリンダンスの始まり。気づけばフロアいっぱいにキリンの大群が現れた。メンバーたちの美しいハーモニーからの幕開け。まるでミュージカル劇のような始まりを合図に、「レジェンドあいらぶゆー」がスタート。弾けたポップチューンから曲調が一変し、ドープなトラップサウンドに急展開。重低音に合わせ、観客たちがキリンポーズにした手を大きく振りながら、メンバーらと一緒にはしゃぎだす。そんな何でもありな世界観で動物も人間も会場中の人たちも一員に組み込みながら、みんなで大きな舞台劇を作りあげていく。その一体化した景色が気持ちを嬉しく騒がせ、みんなで一緒に輝きに包まれてゆく。

 
「夢は終わらない」「まだ諦めない」「君と共に生きたい」とハートフルな声で歌うメンバーたち。心温まるハーモニーに続き、「君の笑顔で世界がやばい」と叫んだ言葉を合図に、楽曲がポップに爆裂。一気に気持ちが熱く沸き立てば、メンバーらもわちゃわちゃと騒ぎだす。誰もが心の中で「うりゃ、おい!」と叫びながら、楽しい輪の中へ心は飛び込んでいた。ほんと、君と共にずーっとずーっと、どこまでも行きたいし、生きたい!とそんな気分にさせてくれるパフォーマンスだった。

 
本編最後に届けたのが、「バンもん!の気持ちがたっぷりこもった」(甘夏ゆず)、すべての人たちを全肯定してゆく「ゴッドソング」。もはやバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの必聴のライブアンセムであるこの曲は、グループが掲げる「ポストアイドル」を体現した圧巻のステージングを披露。次々と歌声をリレーしながら、超ポジティブなメッセージを届けていった。君は君でいいし、だってみんな生まれたときから神様なんだからと、聖母のような壮大なスケールで最後まで、集まった仲間たちと一緒に最高の理想郷を創りあげていった。

 
アンコールで、愛を込めて披露したのが「O」。これまで一緒に作りあげてきた熱狂を、心の中で大きく広げた両手で抱き抱えるように、彼女たちは温かい思いを込めながら「O」を歌っていた。ハイボルテージなステージと対象的でこれまでの楽曲とは異なる深い愛に触れているこの曲に静かに耳を傾けていた。その声に触れながら、伸ばした心の手でギュッと抱きしめるかのように、これまでの熱気とは違った温もりと会場がシンクロしていく。

 
止まない手拍子を受け、メンバーが三度舞台へ。バンもん!が最後の最後に歌ったのが「キメマスター!」。やっぱしバンもん!のライブだもの、はっちゃけた笑顔を浮かべ、メンバーらと一緒にわちゃわちゃ騒がなきゃ終われない。舞台の上で最高にキラキラと輝く笑顔で歌う6人がめちゃくちゃ眩しい。それ以上に、むちゃくちゃ楽しい。たとえ声は出せなくても、制限はあっても、身体や腕は動かせる。心は思いきり空を飛べる!!この楽しさを持って、次のライブのエアポートまでテイクオフ!

 
さぁ、次の到着地は10周年を祝う2022年1月15日にEX THEATER ROPPONGIで行う「バンもん!MEDETA YEAR♡『アルバム選挙ライブ(仮)』にぜひ足を運んでみてほしい!!



PHOTO:真島洸

TEXT:長澤智典



■セットリスト                        


(SE)

「NaMiDa」

「青春カラダダダッシュ!」

「SUMOU」

「Q.人生それでいいのかい?」

「しゅっとこどっこい」

「イミ・ナイ・ダンス」

「6 RESPECT」

「ショコラ・ラブ」

「ピンヒール」

「White Youth」

「レジェンドあいらぶゆー」

「君の笑顔で世界がやばい」

「ゴッドソング」

-ENCORE-

「O」

-W ENCORE-

「キメマスター!」


【イベント情報】


タイトル:「アルバム選挙ライブ(仮)」
会場:東京・EX THEATER ROPPONGI
日程:2022年1月15日(土)
時間:17:00開場 / 18:00開演
券種:プレミアム10,000円 / 一般指定席4,980円(各税込)
プレミアム特典:前方座席確定、ワイド囲みチェキへの参加(お土産付き)
主催:DISK GARAGE
企画制作:パーフェクトミュージック
制作協力:inLYNK


チケット先行情報はオフィシャルサイトをご覧ください。


▽詳細ページ

https://banmon.jp/contents/468275


▽投票ページ

https://banmon.jp/answers/banmon_album_request/new


アルバムリクエスト投票期間:2021年10月30日(土)20:00〜2021年11月30日(火)23:59


◇ バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI プロフィール ◇



バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI は鈴姫みさこ、恋汐りんご、ななせぐみ、望月みゆ、甘夏ゆず、大桃子サンライズによる6人組ポストアイドル。2011 年に神聖かまってちゃんのドラマーとしても活躍する鈴姫みさこを中心に<バンドじゃないもん!>を結成。2016年5月にポニーキャニオンから再メジャーデビュー以降は、様々なクリエイターとのコラボレーションが話題になり、デビューシングルから 6 作連続オリコン週間チャートTOP10入りを果たすなどスマッシュヒットを連発。ライブでは、日本最大級のライブハウスである豊洲PITや新木場 STUDIO COAST、ZEPP TOKYO などの大型ライブハウス、さらに日本青年館や中野サンプラザホール、NHK 大阪ホール他、代々木公演野外ステージや日比谷野外大音楽堂でのワンマン ライブなど、キャパシティーを広げ軒並み大成功を収める。
2018年11 月9日に<バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI>への改名を発表し、2019 年にはプライベートレーベ<NAKAYOSHI RECORDS>の設立を発表。メンバー一人一人の個性的かつ独特なキャラクターと音楽性で群雄割拠のアイドルシーンで異彩を放っている。



【公式Twitter】

鈴姫みさこ https://twitter.com/SKCmisako
恋汐りんご https://twitter.com/sioringogo
ななせぐみ https://twitter.com/gumi_nanase
望月みゆ https://twitter.com/myc416
甘夏ゆず https://twitter.com/yuzu_amanatsu
大桃子サンライズ https://twitter.com/chanmomochan10



●公式サイト
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI https://banmon.jp/
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI https://twitter.com/bandjanaimon

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