井口昇監督最新作 「異端の純愛」クラウドファンディング応援緊急インタビュー!
「惡の華」(2019年)などのメジャー作品を監督する傍ら、自身で資金を集め、インディーズのフィールドでも精力的に創作活動を続ける井口昇監督に、クラウドファンディングを利用し制作する最新作「異端の純愛」に関して、インタビューに答えていただきました
↓↓↓↓↓下記インタビュー↓↓↓↓↓
====================================
◎今回、クラウドファンディングで資金を集めて、映画を撮影することになった経緯を教えてください
井口 元々撮りたかった題材だったのですが、商業作品として企画を出しても内容のコアさと過激さで、通らない事が予想されました。そこで実現させるには、自らプロデューサーになってクラウドファンディングで資金集めをするしかないと思ったんです。
◎井口監督にとって、「惡の華」などのメジャー作品を撮影することと、今回のようなインディーズで映画を製作・公開することの違いや意味などを教えてください
井口 メジャー作品は出資する企業やプロデューサーさんの意向が強くあり、監督はそれをとり入れながら作品を撮る事が前提にあります。それゆえに監督が理想とする企画が通るまで時間がかかったり、プレゼンで落とされたりする場合があります。一方、今回のようなインディーズ形式で監督がプロデューサーも務める作品は、自らの作家性に意識を集中して創作できるメリットがあります。内容の捉え方や撮り方など演出面ではクリエイターとしての力量をストレートに発揮できる分、宣伝、公開方法も自分で携わらなくてはいけなかったり、資金面を背負わなくてはいけない大変さもあります。しかもコロナ禍以降は、映画の企画が通りにくくなっています。なので、企画を出して実現するまでに時間と労力を費やすよりも、「とりあえずインディーズとして作ってから、作品の今後を考える」というやり方の方が今風な広がりの感じがしますし、手っ取り早い気がしています。
◎オムニバス構成と伺いましたが、どういう経緯で3部構成になったのでしょうか?
井口 コアな短編小説のような中編映画を撮りたいと思い、最初は第3話「バタイユの食卓」の脚本だけ書きました。しかし、中編だと劇場公開しにくい事に気がついて、以前から構想していた2つの短編作品をまとめてオムニバス映画にするアイデアを思いつきました。ただし、それぞれ似ている側面があるので、3つの話が微妙に絡み合う構成にしたのは途中からです。
◎インディーズならではの表現やこだわりがあれば教えてください
井口 ヒロインが肉体欠損していたり、コアな性的嗜好に悩んでいたり、メジャー作品では表現しにくい要素がかなり入った作品になりました。あえて説明台詞を省いたり、観客の解釈に委ねる構造にしたのもインディーズならではと言えます。
◎井口監督にとって戦友でもある、八代みなせさん、中村有沙さん、山本愛莉さん、中村優一さんらのキャストが出演することになった経緯などを教えてください
井口 八代みなせさんが出演するエピソードは御本人からインスパイアされて思い付いたので、まず八代さんに出演交渉するところから始めました。他のエピソードはアイデアありきだったのですが、かなり過激な要素もあったので僕の作風を理解してくれていたり、信頼関係のある役者さん達にお願いさせて頂きました。皆さんが快諾して頂いて本当に嬉しかったですし、僕の集大成作品という雰囲気が出て感謝しております。
◎過去の「片腕マシンガール」や、他の作品とはつながりのある世界線なのですか?
井口 「片腕マシンガール」のヒロインがもし誰にも復讐していなかったら、というアイデアは随分昔から思っていたので、そこを拡大解釈してスタートしました。リメイクや続編ではなく、別次元のパラレルワールドにしてみたら不思議な初恋映画が成立した感じです。
◎「異端の純愛」のほか、「IDOL NEVER DIES」も控えていますが、こちらとは関連性はありますか?
井口 「IDOL NEVER DIES」はアイドルフェスの主催者として有名なギュウゾウさんから声をかけていただいて作った作品です。「地球最期の日」にライブをするアイドル達を描いた青春ファンタジーなのですが、コロナ禍で活動を自粛しているアイドルの皆さんへの応援歌として作りました。「こんな世の中をこれからどう純粋に生きるべきか」という「異端の純愛」とも共通したメッセージを込めています。
◎井口監督は、最近LIVE配信を始めたそうですが、ファンの方との交流など、発見したことはありますか?
井口 初めはスマホに向かって一人で喋る事に戸惑いがありましたが、ファンの方からメッセージが来て、それに答えていたら俄然夢中になれました。TwitterなどのSNSだけでは伝えきれない心境伝達や、ダイレクトな交流が出来るので凄く可能性のあるツールだなと思いました。気軽さがあってストレスにならず、ファンの方とコミュニケーション出来るのが良いですね。「今日は何について語ろうか」と考えるのが毎日の日課になりつつあります。
◎最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします
井口 新作「異端の純愛」は、僕が生まれてから感じてきた性的な悩み、疎外感をそのまま映画に込めた私小説的な異色のオムニバス恋愛映画です。自分でプロデューサーをやる事によって、メジャー作品では決して表現出来ないコアな領域まで描いています。クラウドファンディングは12月13日まで開催しておりますが、自分のあらたな代表作と呼べる集大成になっていますので、応援して頂けますと本当に嬉しいです!皆様、来春公開の「IDOL NEVER DIES」と共にぜひ宜しくお願いします!
■【映画のストーリー】
第1話 同僚からパワハラを受けていたOLが自分の「影」と交際する事により、関係が変化していく・・・
第2話 高校生の祐輔は、片腕の女性・アミと出逢って惹かれるが、やがて危険な道に誘惑されていき・・・
第3話 トラウマを抱えた青年・烈はウエイトレスの珠子と交際をはじめるが、彼女には肉体的な秘密があって・・・
■出演者
八代みなせ、中村有沙、中村優一、山本愛莉、
岡田佳大、九羽紅緖、大野大輔
■公開時期
来年夏公開予定
■クラファンHP
https://motion-gallery.net/projects/iguchinoboru
■井口昇info
公式Twitter:https://mobile.twitter.com/igunobo
.yell Live:https://live-yell.com/share/profile/262097619e85e0db731cfec366af098a
■問い合わせ先
ワンダーヘッド
http://wonder-head.net/index.php
※情報は発表日現在のものです。発表後予告なしに内容が変更することがあります。
※画像はイメージです。