バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI主催企画『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.』、メンバーらが「楽しかった」を連発!!
2月より、東名阪を舞台にスタートしたバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI主催による対バン企画『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.』。
「2022年バンもん!が『NAKAYOSHI FES.(ナカヨシフェス)』を開催すべく多種多様な計7組のゲストを招き、本祭に向け旗揚げ企画としてお祭りのような対バン公演!」とメンバーらが語るこの公演で、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIは毎回異色の組み合わせで、いろんなアーティストの方々と共演してゆく。
ここでは、4月8日(金)に代官山UNITを舞台に、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI/the peggies/二丁目の魁カミングアウトというラインナップで届けた『「Let’s GO! NAKAYOSHI FES.」~ペギもん!カミングアウト~@東京・代官山UNIT』公演の中から、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIのライブの模様をピックアップしてお届けしたい。
ちなみに、the peggiesとは、彼女たちがまだ高校生の頃にthe peggies主催のイベントで対バンした関係。二丁目の魁カミングアウトとは、メンバーのミキティー本物がバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIの『NaMiDa』の振り付けを担当したご縁もあっての共演。バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIのメンバーたちは、2組のライブにもそれぞれ1曲ずつ参加。しっかり祭り上がっていた。
「今からハッピーな世界に私たちと一緒にいっちゃおー!!」の言葉を合図に、イベントのトリを飾り、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(以下、バンもん!)が登場。
『ねるねるねーる 創世記』とメンバーたちが歌いだすのを合図に、ライブは『ゴッドソング』からスタート。感情のギアをいきなりトップまで入れる楽曲からのスタートに、フロア中の人たちのテンションも一気にアガりだす。メンバーらは、舞台の上で愛らしい表情を振りまきながら、観ている人たちをHAPPYなバンもん!ワールドへ連れだす。フロアでは、メンバーらと同じ動きを真似ながら感情をシンクロ。6人が飛び跳ねれば一緒に飛び跳ねるなど、ともに一体化したノリを作りながら、始まったばかりの祭りに熱を加えだしていた。この日、大桃子サンライズがメガネ姿だったのも気になるポイントだっだことも伝えておこう。
この日はバンもん!主催のイベント。先の2組に負けてなるかと奮起していた理由もあるのか、序盤から、ライブに熱狂を描きだすアップチューンを連打。続く『君はヒーロー』が流れたとたん、フロア中の人たちが、メンバーらの動きに合わせ振りチョップをしながらはしゃいでいた。舞台上のメンバーたちは満面の笑顔だ。それを至近距離で感らじられるからこそ、いつも以上にメンバーらの動きや表情をガン見してしまう。6人の舞台から放つ熱気を、いつも以上に身近に感じられる。それが、代官山UNITを舞台にした今回のライブシリーズの嬉しい見どころになっていくのは間違いない。
3週連続でスタートする東京編の初日。序盤を終えたばかりなのに、「もう、すでに楽しかった」とメンバーらが口にしていた。ここでは、the peggiesと二丁目の魁カミングアウトとの関係性や思い出について語っていた。
この日、初めてバンもん!を見る人たちのため、先に恋汐りんごがサビの振りをレッスン。そのレクチャーを受けて披露したのが、『イニミニマニモ』。スケール大きなスタイジアムロックな要素と、開放感を持って明るく弾けたパーティー感をミックスした楽曲だ。序盤からはっちゃけたパーティー曲に乗せ、メンバーとフロア中の人たちが同じ振りをしながらはしゃげば、ヘヴィパートへ転調したとたんに、会場中の人たちもメンバーと一緒にヘドバンしてゆく。激しく駆ける楽曲に合わせメンバーらが煽れば、サビでは、会場中の人たちが6人と同じ振りをしながら一緒に祭り上がる。楽しいを共有するとは、まさにこういうこと。フロント3人の歌う『イニミニマニモ』の歌声と演奏陣3人の音がシンクロしてゆく場面や、メンバーらの歌声と観客たちの振りを掛け合う場面も、観ていてエモいポイントだ。この日も観客たちは、メンバーらと同じ振りをしながらはしゃいでいたように、ともにアガってゆくあの感覚こそ最高にアッパーな気分になれる。あの場にいるからこそ、その熱を感じられる。だから、ライブに行くことをやめられない。
その楽しさを、「うりゃおい!!」とさらにアゲるように、バンもん!は『キメマスター!』を歌唱。超絶わちゃわちゃしたメンバーらのノリに巻き込まれた観客たちは、ここでも同じ振りを真似ながら、フロアで無邪気に踊り続けていた。この日は、時間が限られているイベントライブ。だからこそメンバーらも、いつも以上に熱量の高い歌声や振りを1曲ごとに見せながらはしゃいでいた。ドラム(鈴姫みさこ)とベース(望月みゆ)の掛け合いも嬉しい見どころながら、メンバーらの「うりゃおい!!」の声に合わせ、フロア中の人たちが手にしたサイリウムを大きく振りながらフロア中にカラフルな光の波を描きだす様も、一体化した素敵な見どころだった。みんなで振りを真似、気持ちを一つにするって最高に楽しい!!
「本当にみんな一緒に動いてくれるから嬉しいよね」「この日が来週も再来週も続くんだよね」「すでに今日が最高だからね」と、今回の企画にときめいている言葉もメンバーらは述べていた。
「こういうことを思ったこと、みんなもあるんじゃないかなという曲です」の言葉に続いて披露したのが、『ピンヒール』。これまでのパーティーなノリから表情を塗り替えるように、彼女たちは切ない恋に翻弄される乙女を、少し切ない色も楽曲に描き加えなから、胸に秘めた想いを告げるように歌っていた。主人公の心の揺れに合わせたパフォーマンスも見どころだ。胸に秘めた想いを零すように少し声を震わせ歌う姿も、見ていて胸をキュンとさせた場面。舞台の一場面を演じるようなパフォーマンスも見せながら、6人は『ピンヒール』に込めた想いを、揺れ動く気持ちのままに届けていた。最後に見せた、切ない乙女心を絶叫に変えた望月みゆの姿も胸をキュッと疼かせた。
「生まれ変わっても、どうしても好きな気持ちは許されていいんじゃないかな。勝手に好きでいるぶんには、いいと思う。そんな風に、ずっと好きな人のことを想い続けてほしいなと思って書いた曲です」。鈴姫みさこの言葉に続いて歌ったのが、眩しくも切ない青春模様を楽曲に投影した『O』。メンバーたちは、「好き」という気持ちを、弱さや臆病ではなく、前を向く強さに変えて歌っていた。たとえそれが切ない感情だろうと、その人がどう捉えるかで、涙も前向きな輝きに変えていける。この日の彼女たちは、切ない恋心を、未来の輝きに繋げる姿に変えようと歌っていた。胸に手を添え、想いを零すように歌う恋汐りんごの姿も目に強く焼きついた。一人一人が気持ちをヒロインに同化させ歌う姿も、印象深く見えていた。
ライブはあっと言う間だ。最後に披露したのが、二丁目の魁カミングアウトのミキティー本物が振り付けた『NaMiDa』。この日のイベントにまつわる楽曲を届けたことで、なぜこの対バン・イベントが生まれたのかの意味にも深みが出てゆく。舞台上に一列に並んだメンバーたちが戯れながらはしゃぐ姿が眩しい。そこへ、二丁目の魁カミングアウトのメンバーたちも参加。総勢10人が舞台の上でわちゃわちゃはしゃぐ姿は、本当に楽しそうだった。いや、みんな本気で楽しんでいた。この楽しさが、あと2回続く。気になったら、ぜひ会場に足を運んでいだだきたい。
PHOTO:
TEXT:長澤智典
<セットリスト>
「ゴッドソング」
「君はヒーロー」
「イニミニマニモ」
「キメマスター!」
「ピンヒール」
「O」
「NaMiDa」
★インフォメーション★
日:2022年4月22日(金)
会場:東京・代官山UNIT
時間:OPEN17:45 / START18:30
<出演者>
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / Gacharic Spin
【東京UNIT公演チケット料金】
一般:\5,500円(税込・D代別)