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バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI主催企画『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.〜バンもん!ベッドでの誤算〜』公演レポート!!!

dot yell編集部
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2月より、東名阪を舞台にスタートしたバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI主催による対バン企画『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.』。

「2022年バンもん!が「NAKAYOSHI FES.(ナカヨシフェス)」を開催すべく多種多様な計7組のゲストを招き、本祭に向け旗揚げ企画としてお祭りのような対バン公演!」とメンバーらが語るこの公演で、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIは毎回異色の組み合わせで、いろんなアーティストの方々と共演中だ。

ここでは、4月15日(金)に代官山UNITを舞台に、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI/ベッド・イン/0.1gの誤算というラインナップで届けた『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.~バンもん!ベッドでの誤算~』公演の中から、バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIのライブの模様をピックアップしてお届けしたい。

メンバーらは、0.1gの誤算のライブへ参加しバンギャになって花咲けば、ベッド・インのステージでは、中尊寺まいの舞台上での生着替えを手伝っていた。

(0.1gの誤算)
(ベッド・イン)


トリを飾ったバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(以下、バンもん!)。この日は、鈴姫みさこを欠いた5人でのライブ。そのハンデさえも逆に魅力へ塗り替えようと、彼女たちは冒頭を飾った『青春カラダダダッシュ』に合わせ、大きく手を振り上げ、舞台の上でちゃわちゃ騒ぎだした。5人は、身体中から沸き上がるアドレナリンを振りまくように舞台の上で思いきりはしゃぎだす。メンバーたちの派手で華やかな動きに合わせ、フロアのあちこちで同じ動きが生まれていた。先にライブを行った0.1gの誤算とベッド・インのライブでも、ジャンルを超えてファンたちが一つになって楽しんでいたように、その空気は、バンもん!のライブにもしっかり生きている。メンバーらとファンが一つになってはしゃぐ姿を見ながら、今宵も楽しいが止まらないパーティーが始まったなと実感していた。

(望月みゆ)


ジャングルの奥地へと冒険してゆく様を歌った『レジェンドあいらぶゆー』でメンバーらは、探検する動きや、異色な生物たちに出会ってはっちゃけるような姿を舞台に投影。愛らしくてファンタジックなポップチューンに乗せ、メンバーたちが晴れた歌声を響かせ歌い躍る姿に触れていたら、一緒に探検気分を味わいつつ、同じ動きをしながらはしゃがずにいれなかった。巧みに緩急転調してゆく曲調に合わせ、メンバーらはいろんな感情の揺れを見せてゆく。後半には気持ちのバイブスをアゲる場面も登場。一人一人が「君と君と」と指差しながら声を響かせるたび、同じ動きを真似ながらも、実は胸をズキュンと射抜かれていた気分でいた。


今日の鈴姫みさこは姿を消しているだけで、天の声として参加。目の前の姿は5人だが、気持ちは6人のライブとバンもん!は伝えてきた。

 お馴染み「ねるねるねーる 創世記」の合唱を合図に飛び出したのが『ゴッドソング』。裏話をするなら、前回のライブ時の演目と唯一重なっていたのが、この曲。歌が進むにつれ感情の熱をハートウォームにアゲながら、いつしか楽しいパーティーの中へと導く『ゴッドソング』は、会場中に熱を作りあげるバンもん!のライブには欠かせない。メンバーらの胸をキュンと鳴らす愛らしいパフォーマンスを見ていると、ドキドキしていた感情が、どんどん膨らみ続けてゆく。場内では、数多くのカラフルなペンライトの光が大きく波打っていた。いつの間にかフロアのあちこちでメンバーらと同じ動きをする人たちが現れれば、舞台へ向けて伸ばした手を通し、メンバーらへ熱い思いを捧げていた。

(左:望月みゆ/右:ななせぐみ)


「解き放て胸に抱く愛を」の言葉を合図に歌ったのが、ファンキーでダンサブルなEDMチューン『RAVE RAVE RAVE』。メンバーらは、気持ち騒がせる躍動したリズムに合わせ、大きな動きを見せながら踊りだす。メンバーの「と・ぶ・よ」の声を合図に、フロア中の人たちが思いきり飛び跳ねる姿も最高にエモい。5人は手にした色とりどりの羽根扇子(ジュリ扇)を振りながら、この空間をバブル華やかりし90年代のCLUBシーンに塗り変えてゆく。途中、メンバーらの煽るラップに合わせ、振りを通してコール&レスポンスしてゆく場面も登場。華やかさに導かれ、いつの間にかベッド・インのメンバーも乱入。この会場を、ジュリアナ東京のように塗り替えていった。

(バンもん!/ベッド・イン)


「すべてのカルチャーが仲良くできたら最高だよね」のMCが、このイベントを象徴していた。この日のライブには、ジャンルの壁を壊し、同じ”楽しい”で心一つに交じりあった景色が終始作りあげられていた。

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(恋汐りんご)



 後半、イケイケでノリノリなGS系ロックナンバーが飛び出した。大桃子サンライズの熱い煽りを合図に、バンもん!は『Q.人生それでいいのかい?』を通し、フロア中の人たちを、感情熱く滾るロックなパーティーの中へ引き込んでいった。彼女たちの「おーおーおおーーおーおーおー」の声に合わせ、フロア中からも無数のカラフルな光が突き上がる。後半には、熱い唸りをあげる甘夏ゆずのギターと望月みゆのベース演奏も登場。この会場を、ロックフェスのような心を自由に解き放つ空間に染め上げていった。

(大桃子サンライズ)
(左:望月みゆ/右:甘夏ゆず)


いつもであれば鈴姫みさこのドラムをきっかけに始まる楽曲だが、この日ばかりは甘夏ゆずと大桃子サンライズが2人で協力して叩くドラムをきっかけに曲がスタート。

(ななせぐみ)
(左:大桃子サンライズ/右:甘夏ゆず)


彼女らのビートに合わせ、恋汐りんごが煽りだす。メンバーらの「たかとこたん たかとこたん~」の煽り声を合図に、熱狂の国へと連れ出す列車が出発進行。バンもん!は『タカトコタン-Forever-』を通し、「たかとこたん たかとこたん」と、気持ちを高ぶらす魔法の言葉を繰り出し、フロア中の人たちの身体を揺さぶっていた。途中、激しくパンキッシュに演奏が唸るパートで、メンバーらはフロア中の人たちをヘドバンに興じさせていた。”楽しい”から”熱情”まで、5人は騒ぎたい感情にいろんなエナジーを注ぎ込む。舞台の上から飛び出す魔法の言葉に振れていると、騒ぐ気持ちが止まらない。終盤にも生まれた、会場中の人たちがヘドバンする光景も、最高だ。会場にいるファン全員がジャンルを超え、みんなが同じ空間の中、バンもん!の届けるアイドルソングを通し、心を一つにして騒ぐ。これこそが、最高の贅沢だ。



まさに、「やった やった やった やったー」な気分。最後にバンもん!が、今の気持ちをダイレクトに示そうと歌ったのが、『YATTA!』だ。気持ちも身体もウキウキ弾ませる跳ねたダンスビートに乗せ、彼女たちがガッツポーズのような姿で踊りながら「やった やった やった やったー」と歌うたびに、フロア中の人たちも一緒に心の中で「やった やった やった やったー」と声を上げ、メンバーらと同じ動きをしながらダンスに興じていた。みんなで同じ振りをしながら、「やった やった」の声に合わせ、手にしたペンライトを振りあげる。その楽しさへ誘われるように、0.1gの誤算とベッド・インのメンバーたちも舞台に登場。みんなで「やった やった やった やったー」とはしゃいでいた。”楽しい”の前に、ジャンルなんて壁は意味を成さないことを、この日のイベントに出演した3組がしっかりと証明していた。


ライブを終え、バンもん!のメンバーが「FAINAL FANTASYの世界へ紛れ込んだみたいに楽しい」と口にしていた。まさに、その言葉通りのライブだった。いや、そういうイベントを、バンもん!は『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.』を通して作り続けてきた。さぁ、次が『Let’s GO!NAKAYOSHI FES.』の最後のパーティーだ!!!!!!!


PHOTO:真島洸
TEXT:長澤智典

<セットリスト>
『青春カラダダダッシュ』
『レジェンドあいらぶゆー』
『ゴッドソング』
『RAVE RAVE RAVE』
『Q.人生それでいいのかい?』
『タカトコタン-Forever-』
『YATTA!』


●ライブ情報
『Let’s GO NAKAYOSHI FES.〜親族のみの大いなる宴〜』

詳細https://banmon.jp/contents/516384

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