又吉直樹さんも、「板倉さんが書いたことを忘れて夢中で読んだ。めっちゃ面白かった。一緒に語りたいから読んでほしい」とTwitterで絶賛! 奇才インパルス板倉が放つ青春ミステリー『月の炎』本日文庫化!
芸人にして、小説家であり、舞台の脚本・演出も手掛ける「奇才」インパルス板倉が放つ、青春小説にして、どんでん返しが待ちうけるミステリー!
直木賞作家道尾秀介さんに絶賛された、板倉さんのデビュー作『蟻地獄』(新潮文庫)は奇抜な設定から、息もつかせぬ展開に読者を引きずり込み、剛腕を見せつけた傑作でした。
続く『トリガー 国家認定殺人者』(新潮文庫)では、射殺許可法が制定された近未来を舞台に、トリッキーで圧巻のエンタメ巨編に仕上げました。
あふれる異才を存分に知らしめた板倉さんが、次に何を見せてくれるのか。再びの巨編か、はたまたダークなエンタメか……。
満を持して放たれた『月の炎』は、今までとは異なり、きわめて日常的な〈小さな〉世界を描く正統派青春ミステリーでした。
その『月の炎』の文庫版を4月26日、新潮社より発売いたします。
読んだ人の誰もが、こんなにも「純な」青春小説を、あの「奇才」が描くとは……と舌を巻くに違いありません。作品世界のディテールを丁寧に作り込み、描き上げる細かさは、まさに板倉さんならではのこだわり。奇才・板倉俊之は、本作でさらに進化したといえるでしょう。ぜひお見逃しなく!
【『月の炎』あらすじ】
皆既日食という一大イベントの日から、なぜか少年たちの周囲で連続放火事件が発生します。二転三転する謎に、消防士として殉職した父をもつ主人公の弦太は、友達とともに犯人捜しに動き出します。危険を冒しながら辿りついたのは、せつないほど歪な光と影の真実。大人になるための噓と痛みを知っていく鮮烈な青春ミステリー。
【タイトル】月の炎
【著者名】板倉俊之
【発売日】2021年4月26日
【造本】文庫版
【本体定価】693円(税込)
【ISBN】978-4-10-121242-5
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/121242/
【舞台公演情報】
板倉さん原作の舞台「蟻地獄」公演が予定されています。
【原作】板倉俊之『蟻地獄』(新潮文庫)
【脚本・演出】板倉俊之
【出演】髙橋祐理 天野浩成 向井葉月/山口大地 他
【公演】2021 年 6 月 4 日(金)~6 月 10 日(木) よみうり大手町ホール
【著者紹介】
板倉俊之 1978(昭和53)年、埼玉県富士見市出身。吉本興業所属。
1998(平成10)年、堤下敦とお笑いコンビ「インパルス」を結成し、以後すべてのコントの作・演出を手掛けている。
2009年、初の小説『トリガー』を発表。その他の著作に『蟻地獄』『月の炎』『機動戦士ガンダムブレイジングシャドウ』シリーズなどがある。