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【バンもん!】現体制10周年記念ツアーでアイデンティティを再確認!”ななせぐみ”の入籍&妊娠発表も♡

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バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHIが4月27日、東京・品川ステラボールにて『バンもん!全国ツアー2024【SIX AND THE CITY】〜祝!6人になって10周年のキセキ〜』のファイナル公演を開催!

2014年4月に大桃子サンライズと甘夏ゆずが加入し現在の6人体制となってから、今年で10周年を迎えたバンもん!

その軌跡と奇跡を祝福する本ツアーは、これまで全国6都市を各メンバーのプロデュース公演を引っ提げて行脚。改めてそれぞれの比類なき個性を浮き彫りにしてきた。

その締めくくりとなる本公演。「バンもん!が今までしたことのない新しいお知らせ」を発表することが事前に告知されていたこともあり、会場には開演前からもんスター(バンもん!ファンの総称)のドキドキ&ワクワクが熱気となってみなぎっていた。

開演時刻を過ぎると、スクリーンにオープニング映像が上映。恋や仕事に大忙しの日々を送りながらワイングラスをあおる麗しい装いのメンバーが現れ、大人なパーティの開幕を予感させる。そして「極仲良的旅-SE-(SATCツアーアレンジver.)」をバックに、ニューヨークのビル群をかたどった照明が印象的なステージに6人が登場した。

一曲目は、本ツアーのテーマ曲となっている新境地のエレクトロ・ラップチューン「将来 AND THE CITY」だ。10年の活動を積み重ねて辿り着いたスタイルを流れるようなマイクリレーでプレゼンし、会場の一体感を高めていく。続く「6 RESPECT」では、各メンバーの自己紹介パートや豪快なベースソロ、ギターソロ、ドラムソロもバッチリ決め、この6人だからこそのアンサンブルを響かせる。まばゆいレーザーが飛び交うアッパーチューン「キメマスター!」を終える頃には、エレガントな宴のムードはどこへやら?と思ってしまうほどフロアはヒートアップしきっていた。

この日最初のMCでは、「全人類が憧れる女・バンドじゃないもん!を見せつけたいと思います」(大桃子サンライズ)、「品川ステラボールを一人残らずメロメロにするなの!」(恋汐りんご)と、記念すべきツアーのフィナーレにかける並々ならぬ意気込みを語る。大桃子サンライズがメンバーに「自分がこの宇宙で一番最高に素敵だと思ってる人〜?」とアンケートを取ると、全員がためらいなく挙手。もんスターからの大きな愛によって育った自尊心を、「マウンティングガール」に乗せて高らかに歌い上げた。

一方、清 竜人提供の新曲「あの子の前でこんなに優しい顔はしないでいてね♡」では、儚く可憐な想いを繊細に表現。緩急のある選曲は、彼女たちが築いてきた「かわいい」表現の幅広さを感じさせる。ここで、ライブで定番の名曲「ショコラ・ラブ」を早くも投下。会場のひとりひとりと目を合わせ、響き渡る口上の一言一句を噛み締めるような6人の表情から、バンもん!のライブはもんスターのパワーがあってこそ完成するということを改めて認識させられた。

ここからは、バンもん!のロックな一面を惜しみなく叩きつけるセクションへ。

新たなドタバタ・ライブアンセム「NINJA NAKAYOSHI」では、恋汐りんごがレクチャーした「手裏剣ダンス」(「やかましい顔でやる」のがコツとのこと)で会場が一つに。勢いそのままに、躍動感あふれる鈴姫みさこのドラミングを冒頭に披露した「SARABADANCE」、望月みゆのロングトーンに合わせフロアが緑一色に染まった「Q.人生それでいいのかい?」を続けざまに繰り出し、ひりつくような盛り上がりを演出する。

オーディエンスを一旦着席させてのMCでは、5月8日発売のニューシングル「NINJA NAKAYOSHI / あの子の前ではこんなに優しい顔はしないでいてね♡」に収録される新曲「HAPPY JOURNEY!!!!!!!」の話題に。鈴姫みさこが数十曲もの過去楽曲からフレーズを引用し作詞した同楽曲を、満を持して初披露する。これまでの道のりを振り返りつつ、ラブとピースがあふれる世界へと歩み続ける覚悟を綴ったエモーショナルなロックナンバーに、もんスターはそれぞれの思い出を重ねながらじっくりと聴き入っているようだ。

ライブ終盤には、大桃子サンライズ・甘夏ゆず加入直後の楽曲が畳みかけられる。「UP↑ぷらいむ」はタイトルコールの瞬間に歓声が。6人体制の始まりの一曲「ツナガル!カナデル!MUSIC」ではスクリーンに過去のライブ映像が映し出され、10年間の歴史を感じさせた。

そしてクライマックスに届けられたのは、「君の笑顔で世界がやばい」。甘夏ゆずが「これがバンもんの伝えたいことなんだ!って自我が芽生えた曲」と曲振りのMCで語った通り、ひたむきに愛と平和を誓うキラーチューンでグループのアイデンティティを再確認し、ライブ本編は幕を閉じた。

アンコールを求める声が響く中、スクリーンの映像に再びゴージャスな姿の6人が登場!

談笑していると、ななせぐみが「みんなに伝えたかったことがあるの」と切り出した。「今までしたことのないお知らせ」の予感に、なんとも言葉にしがたい異様な緊張感が漂う。そして、「もうすぐぐみね、結婚するの」「赤ちゃんが産まれるの」とまさかの入籍&第一子妊娠がサプライズ発表されると、会場からは声にならない声に溢れ、騒然となった。

メンバーがステージに現れると、ななせぐみは「大好きなみんなに一番に伝えたかったです」と吐露。そんな彼女を祝福するのにピッタリの「ランラン♡ラブラブ♡ウェディングソング」が始まると、メンバーはそっと手紙を手渡すように、丁寧にメロディを紡いでいく。本楽曲をプロデュースした恋汐りんごが声を震わせる場面もありながら、 6人は笑顔で歌い切った。

ななせぐみは改めて、「発表があった通りななせぐみは結婚します。そして、夏には赤ちゃんが生まれます」と自身の声で報告。「今この報告をきいてくれたひとりひとりがどんな気持ちになっていたとしても、それは全部いままでバンもん!やぐみを心から愛してくれていたからだと思うので、ぐみはさらに大きな愛ですべてを受け止めたいです」「バンもん!は最高の6人で続いていくし、ぐみはアイドルをやめません。少しの間会えない時間が続くけど、もっともっとスーパーアイドルになって戻ってきます」「これからは自分の家族、そしてみんなのことを、より一層大切にしていきたいです」と、感極まりながらもまっすぐな言葉でその思いを語った。「大事なものは一個じゃなくていいと思う」(望月みゆ)、「(子どもに)早く会いたいな」(鈴姫みさこ)とメンバーも声をかけ、温かい拍手が会場を包む。

続いて、メンバーそれぞれのラストMCへ。

「メンバーに出会って人生の全てが変わって、みんなに愛してもらえたおかげで自分を愛せました」(大桃子サンライズ)、「みんなの幸せもメンバーの幸せも見届けたいから、これからも一緒に生きてください」(望月みゆ)、「これからも一番の思い出を更新し続けたいので、ずっとそばにいてください」(甘夏ゆず)、「バンもん!は人生丸ごとを輝かせることができるグループ。バンもん!に出会ったひとりひとりがもっとキラキラになれるように活動を続けていきまる」(恋汐りんご)、「これからもいろんな願いをかなえるメンバーの姿を見て、みんなも自分の気持ちを大事に生きてほしいと思います」(鈴姫みさこ)など、もんスターに感謝の気持ちを届けた。

この日最後の一曲は、「自分の人生の創造主だということを忘れないで」という言葉に導かれ、サビのシンガロングから始まった「ゴッドソング」。メンバーはフロアにマイクを預け、もんスターも合唱でそれに応える。鳴りやまない拍手の中、大団円のカーテンコールを迎えたのだった。

本公演より5日前、鈴姫みさこはXで「あと50年か60年かはアイドルやる予定」とポストしていた。結婚&出産という大きなライフイベントを経てもアイドルを続けるというななせぐみの宣言は、「おばあちゃんになってもバンもん!」というビジョンが絵空事でもなんでもないこと、彼女たちが本気でバンもん!に人生を捧げる覚悟を持っていることを示しているのではないだろうか。「ゴッドソング」歌唱前に甘夏ゆずがポロリとこぼした「みんなとずっと一緒にいることが夢になった!」というひとことには、道なき道を切り拓くポスト・アイドルとしての頼もしさが宿っていた。

この日終演後に発表された通り、バンもん!は9月21日に主催フェス『NAKAYOSHI FES.2024』を開催!

また、2025年にエンディングを迎えるでんぱ組.incとの共演を含む#DSPMグループとの“MAXX NAKAYOSHIな対バン企画”を開催することも決定した。なお本公演の模様は、昨年11月に開催された『バンもん!あちちちっ♡PIZZAツアー▽ファイナル〜47都道府県ぜんぶ行ったのすごくね?〜』Zepp Shinjuku公演と合わせて、今夏映像作品として発売される。

本公演のツアータイトルでもある“6人になって10周年のキセキ”。

バンもん!の3度目のメジャーデビューとなる「NINJA NAKAYOSHI / あの子の前ではこんなに優しい顔はしないでいてね♡」のリリースを6人で10年という誰も踏み入れたことがないステージを迎える。

今も昔も変わらずファンと共に歩んでいくバンもん!が、この現代のアイドルシーンに新しい風を吹かせてくれる予感を感じさせる。

Text:サイトウマサヒロ

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