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【第四弾】『アイドルとおしごと』CYNHN 綾瀬志希 × ILCA 竹谷和真

iwasaki
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dot yell web編集部が独占!アイドルを輝かせる“バックステージの魔法使い”達に、アイドルが直撃取材する新連載第四弾! 

『アイドルとおしごと』は、現役アイドルがdot yell webのレポーターとなり、エンタメ業界の最前線で仕事をしているクリエイターやスタッフに取材をする企画です。アイドルを陰から支えているクリエイター達について、「どんなお仕事をしているのか」「仕事に対する情熱」「どうやってその職業についたのか」など、取材を通じて貴重な体験談を読者にお届けします!

第四弾はILCAの竹谷和真さんに、CYNHNの綾瀬志希さんが直撃取材!今回はなんと、綾瀬さん&竹谷さんで「ホラー」×「サンドアート」の動画を一本制作しております!シナリオ会議からサンドアートの撮影までお二人で頑張って作っていただいた動画も同時公開です!ぜひご覧ください!

インタビュースタート!

綾瀬 改めまして、本日はこのような機会をいただきありがとうございます。CYNHNの綾瀬志希です。本日はよろしくお願いいたします。

竹谷 お願いします!(拍手)

綾瀬 さっそくですが、竹谷さんは映像ディレクターとしていろいろなお仕事をされていると伺ったのですが、どのようなおことをされているのか教えていただけますか?

竹谷 映像ディレクターとしてイルカで働いていて、映像を作ったり、サンドアートのお仕事をしたりしています。

綾瀬 ということはもしかして『絵砂事』の動画も竹谷さんが自分で作っているんですか!?

竹谷 『絵砂事』も僕が作っています。

綾瀬 ええ!そうなんですか!?知らなかった!サンドアート部分だけかと思ってました!

竹谷 全部僕が作っているんですよ。笑 イルカに入る前は副業的な感じでサンドアートをやっていたのですが、今は仕事としてもやらせていただいている形になります。

綾瀬 そうだったんですね!『絵砂事』の映像は誰が作っているんだろうって思ってました!

竹谷 シナリオを作るところから映像にするまで全部自分でやらせてもらってます!

アニメの制作進行のお仕事から学んだこと!

綾瀬 ディレクターっていうのは、どんな職種なんですか?よく聞く『プロデューサー』とは違うんですか?

竹谷 まず、僕は元々アニメの制作会社で働いていて、制作進行という仕事をしていたんですね。その制作進行っていう職種は業界によって呼び方が違っていて、例えばゲーム業界だとプロジェクトマネージャーとかって呼んだりするんですが、そういう仕事をしていました。プロジェクトの最初から最後までの管理をする仕事で、スケジュールの管理とか、誰に何をお願いするかとか、お金の管理とか、そんな感じです。

綾瀬 今とはだいぶ違うことをされていたんですね。

竹谷 だいぶ違いますね。ただ、その仕事をしていたおかげで、誰がどんな仕事をしているのかの全体の流れがわかるようになりました。最初からディレクターの仕事をしていたら、それ以外の仕事がわからなかったと思います。どんな仕事があるのか、どうやって発注を出せば受けてもらえるのか、担当者の性格を考えて話さないといけないなど、そういう事を制作進行をしながら学びました。今はディレクターをやっていますが、制作進行を経験していて良かったなと思うことはたくさんあります。

綾瀬 きっといろいろな苦労があったんですね!

目の前で反応が返ってくるのは嬉しいですよね!

綾瀬 ちなみにサンドアートは映像制作とはあんまり関係ないお仕事かと思いますが、どうしてやろうと思ったんですか?

竹谷 サンドアートを始めた経緯については過去の取材でもお話しさせていただいたのでここでは簡単に説明させていただくのですが、昔たまたま知り合った人がサンドアートをやっていて、サンドアートアーティストを募集していたので試験を受けたら合格して、そこからサンドアートを始めました。ただ、僕を誘ってくれた方も元からサンドアートをしていたわけではなくて、映像やクレイアニメなどを作っている人でした。

綾瀬 クレイアニメ私も好きです!

竹谷 出会った時はそういうことをやっているクリエイターさんで、教室とかをやっている方だったんですが、その人が数年後にサンドアートを始めて、募集があって…というのがサンドアートとの出会いですね。

綾瀬 元々興味があったんですか?

竹谷 僕は元々サンドアートというものを知らなかったんですよ。綾瀬さんは知ってましたか?

綾瀬 名前だけ知っていました!サンドアートを全然知らなかったのにやってみるなんて、挑戦者ですね!

竹谷 当時はもうイルカに入社していてパチンコの映像を作る仕事をしていたんですが、映像を作って納品してもその映像を見てくれている人の反応も見れないし、残念だなと思っていたタイミングだったんです。

綾瀬 なるほど。

竹谷 アニメの仕事をやっていた時も、作品の告知が出れば話題になったり、監督など限られた人は直接評価されたりしていましたが、僕自身に対する反応ではないので物足りなかったんですね。それで、一生懸命作っているのに面白くないな〜と思っていたところに、サンドアートと出会ったんです。その頃はサンドアートが流行りはじめた頃だったので、テレビやイベントなどに呼ばれてお客さんの前でパフォーマンスをする機会が多かったんです。直接見てもらって目の前で反応が返ってくる、そういう体験はこれまでにない刺激があり、もっと見てくれる人を盛り上げたい、自分のスキルも伸ばしたいというモチベーションにもつながりました。

綾瀬 素敵です。アイドルと同じですね!

竹谷 人前でライブをしてリアクションをもらって気持ちが盛り上がるっていうのは、アイドルもきっと一緒ですよね。僕は10年以上もずっと裏方で仕事をしていたので、そういうのに飢えていたというか、そういうこともあってサンドアートはいいなと思いました。

綾瀬 さっきサンドアートをやってみたんですがすごく難しくて、これを極めるのはとても時間がかかるんだろうなと考えていたんですが、意外といつでも始められるものなんですか?

竹谷 そうですね。すごく敷居の高いものではなくて、砂とトレース台があればできるものではあります。あとはどれだけのクオリティのものを求めていくかですね。イラストは紙とペンがあればできるっていうのと似ていますね!

ドラゴンが描けるのに賞がもらえない!?

綾瀬 竹谷さんは昔から絵を描いていると伺ったのですが、どれくらいの時から描いているんですか?

竹谷 絵を描き始めたのは幼稚園の頃からですね。

綾瀬 私もです!同じですね!幼稚園の頃に絵を描き始めたキッカケはあるんですか?

竹谷 昔から内気な性格だったので、友達と遊ぶことよりも一人で絵を描いている方が好きだったんだと思います。

綾瀬 今でも絵を描いたりするんですか?

竹谷 今でも描きますよ。ちなみに、昔は画用紙に恐竜の絵を描いていました。

綾瀬 恐竜!?難しそうです。

竹谷 恐竜とかドラゴンとかを描いてました。

綾瀬 学生時代は賞とかもらったりしてたんですか?

竹谷 残念ながらもらったことないんですよ。

綾瀬 ええ!ドラゴンが描けるのに!!

竹谷 ほかの子よりも上手かった自信はあったんですどね!笑

綾瀬 竹谷さんの絵を見てみたいです!SNSに上げたりしていないんですか?

竹谷 自分のアカウントでアップしてますよ。

綾瀬 今度見てみますね!

ホラーのロマンとは!

綾瀬 竹谷さんはホラーが好きだから『絵砂事』というホラー作品を作っているとのことですが、ホラーを好きになったきっかけはあるんですか?

竹谷 実は昔はホラーが嫌いだったんです。小さい頃に『世にも奇妙な物語』という番組が毎週放送されていたんですが、あのBGMすら怖くて。一人では観れなくて、でも内容が気になっていつも兄と一緒に観ていました。昔はテレビで恐怖映像を流したり心霊スポットに行くような番組が多かったので、そういう番組を見ているうちにホラーを好きになっていったんだと思います。

綾瀬 だんだん好きになったんですね。

竹谷 よくよく考えたら、昔イルカに入社してから『こわぼん』というホラーのアニメの監督をさせてもらうことになったんですが、

綾瀬 見たことありますよ!『こわぼん』好きでした!監督さんなんですね!

竹谷 ありがとうございます!それで、監督をすることになったのでホラーの作品をたくさん観てみようと思って、観ているうちに面白いなと思うようになりました。外国のホラーと日本のホラーの怖がらせ方の違いとかを分析していくうちにハマってしまいました。

綾瀬 ちょっとわかります。その感覚。ホラーってそういう楽しみ方というか、魅力がありますよね!

竹谷 ホラーはお好きなんですか?

綾瀬 ホラーは映画とかは観ますよ!でも心霊スポットに行ったりはできないです!!怖いので。竹谷さんはどんなホラーがお好きなんですか?

竹谷 やっぱり日本人なので、ジャパニーズホラーの方が怖いと感じますね。ただ、驚くというかと言われたら全然驚かないです。笑

綾瀬 それはもうホラーの見過ぎですよ!流れがわかっちゃってるから!

竹谷 それもありますけど、ジャパニーズホラーはどっちかというと、内臓を抉られているイメージなので、驚くような怖さではない気がします。対して、海外のホラーは驚かせにきますよね。笑

綾瀬 アトラクションというか、ジェットコースターですよね。笑

竹谷 なので、観てて怖いし面白いなと思うのはジャパニーズホラーですね。それにジャパニーズホラーの場合は自分にも同じ事が起こりそうな感じがしちゃうのも良いです。

綾瀬 竹谷さんは怖い体験とかされたことあるんですか?

竹谷 それが、無いんです!『絵砂事』を始める時に、自分の怖い経験があったら描きやすいかもと思いましたが、何も無いんです。怖いものに恵まれてなくて……

綾瀬 オバケ見たい人の前にオバケは現れないってよく言いますよね。見たいと思ったらダメなんですよ!心霊スポットに行ったりしたことはありますか?

竹谷 なんかその……こっちから迎えに行くのは違うかなって思うんですよ。心霊スポットって、あっちからしてみたら「来てください」っていう状態じゃないですか。そこに行って、僕オバケ見ましたは何か違うかなと。

綾瀬 そんなこと考えたこともなかったです!笑 それで見たとしても、「まあ心霊スポット来たしな〜」って思って終わるってことですか?

竹谷 そういうことですね。笑

綾瀬 それはなんか……こだわりがあるんですね!

竹谷 だって、心霊スポット言ってオバケ見ましたっていう話って、面白い話にならなくないですか?

綾瀬 なりますよ!すっごい怖いオバケが出るかもしれないじゃないですか!

竹谷 でもそれ心霊スポット行ったからじゃん。笑 っていう。

綾瀬 その通りです。笑

竹谷 それよりも、実際に綾瀬さんが体験した事があるような、突拍子もない想像もしなかったようなことが起きた方がお話としては惹かれるのかなと。

綾瀬 ロマンがあるんですね!

竹谷 そうですね。ロマンです!

絵砂事の作り方!

綾瀬 サンドアートの演出はどのように考えて組み立てていますか?

竹谷 サンドアートは普通のイラストと違って絵のしりとりみたいなものだと考えています。描いた絵を活かして次の絵に変えていくのがサンドアートらしさなのかなと。そういうイメージをしながら組み立てています。

綾瀬 すごい!たしかにサンドアートの映像を観ると、描いていた絵に何かが足されて次の絵になって、元の絵が次の絵の一部として残っていた気がします。ロマンチックで素敵ですね!ちなみに『絵砂事』のシナリオはどうやって考えているんですか?

竹谷 シナリオは、本当は経験したことを書きたかったのですがそういう経験がないので、空想のお話を書いています。毎日なにか空想して話のネタになるようなものを考えてるんです。例えばのお話で、これは実体験なんですが、僕は毎日Bluetoothのイヤホンを使っているんですけど毎回同じ交差点でノイズが入るんですよ。でも、これって普通に考えたら『Bluetoothだから他の電波と混線しているのかな』とかそういう風に思うわけじゃないですか。

綾瀬 そうですね。

竹谷 だけど、そういった現象を霊障と捉えて、ここに何かが居るのかとか誰かが何かを伝えたいのかなとか考えながら歩いています。

綾瀬 本当にその可能性もありますけどね!笑

竹谷 あるかもしれないですけど、僕には見えないので!笑 なので、人間の考えが及ばないような現象を『絵砂事』でお見せできたらいいなと考えています。スマホとかパソコンだってどんな仕組みなのかとか詳しく知らないけど普段使ったりしてるじゃないですか。

綾瀬 未知ですね。

竹谷 そういうものを使って、人の考えが及ばない何かが起きた時に、よくわからない何かのせいにして考えてみようと思いながら空想しています。

綾瀬 わからないから怖いっていうのはありますよね。日常で今まで疑いもしなかったものに目を向けて、色んなものからヒントを得て物語が作られているんですね!

『氷菓』のサンドアートMV絶対に見てください!

綾瀬 CYNHNの『氷菓』という曲でサンドアートを作っていただいたと思いますが、なぜ『氷菓』だったんですか?

竹谷 サンドアートでMVを作ってみようとなった時に、CYNHNちゃん含めいろいろな楽曲の候補を頂いたんです。全部の曲を聞かせてもらって、その中でCYNHNちゃんの楽曲の世界観がサンドアートと相性が良さそうだなと思ったので、最初は『ソルベ』『氷菓』『夜間飛行』3つの曲を使って連続した物語を作りたいと提案しました。

綾瀬 嬉しいです!たしかに3曲とも合いそう!!

竹谷 結局その中の1曲だけ作ることになり、『氷菓』の溶けてなくなってしまうイメージとサンドアートの描いては消えていくイメージがとてもマッチしていると思ったので選ばせていただきました。

綾瀬 ほんとだ!すごい!!

竹谷 歌詞もリンクするところがあるなと思って、こればサンドアートでやる意味がある楽曲だなと。

綾瀬 CYNHNは絵や情景が思い浮かぶ楽曲が多いなと私も思っています!なので、アニメーションを作らせていただいたり自分で絵を描いたりしています。でも本当に『氷菓』とサンドアートはすごくマッチしてますね!どちらもずっと取っておけるものではないので、何だか切ない気持ちになります。このインタビューを読んでるファンもきっと目から鱗だと思います!!

竹谷 何度でも動画を観ていただけると嬉しいです。

綾瀬 ちなみに、制作するにあたって苦労したことはありますか?

竹谷 僕はSILTというサンドアーティスト集団に所属していて、普段はそのグループの一員としてイベントなどでサンドアートをしているので、僕だけの作業場所というものがなかったんです。『氷菓』のMVを作ることになって、初めて自宅で制作しました。笑 

綾瀬 そうなんですか!?

竹谷 そうなんですよ。自宅で初めてサンドアートをやって、それを撮影しないといけなかったのでその準備に一番苦労しました。

綾瀬 会社でやっているのかと思いました!

竹谷 自宅にサンドアート作業場所を作っちゃったんです。笑 あとは、いつもイベントでサンドアートする時はすごく大きい台でやるので大胆に描けるんですが、『氷菓』を撮影したときは小さいサイズの機材で制作していたので、小さくちまちま描かないといけなくて……小さい絵に見えないようになるべく大きく描くのを意識しました。それまでと違う環境で作業しなければいけないところが苦労した部分かなと思います。

綾瀬 動画を見ていて小さいなとは感じませんでしたよ!

竹谷 大きく描かなきゃいけない時はそれはそれでバランスがわからなくなったりして大変で、どちらが良いということではないのですが、『氷菓』を制作したときは小さく見えないように頑張りました。

綾瀬 機材とかはどうしたんですか?

竹谷 自分のは持っていなかったので、トレース台も砂も買いました。

綾瀬 え!持ってなかったんですか!?急に作るのが決まって、急いで自分の家に準備したってことですか!?

竹谷 そうなんです。笑

綾瀬 そうだったんですね…本当にありがとうございます!

竹谷 イルカに入社してからサンドアートの企画をやったのは『氷菓』が一番最初だったので、その時に急いで準備したんですが、そのおかげでその後もサンドアートの企画をやらせてもらえるようになったので良かったです!

竹谷さんの挑戦!

綾瀬 今後、新しい試みに挑戦する予定はありますか?サンドアート以外でも大丈夫です!

竹谷 サンドアートでいうと、ずっと前からやりたいことがあります!『形に残せるサンドアート』です!サンドアートは描いて消してまた描くのが当たり前だと思うのですが、それを消さずに残しておく方法がないかなと思って試行錯誤しています。それができたら、サンドアートの世界観そのままを額縁に入れて飾っておけたりとかするのかな〜と。

綾瀬 え!できそう!やりましょうよ!!

竹谷 勢いが。笑

綾瀬 すみません。笑 

竹谷 やっぱり、描いている実物を見て欲しいという気持ちがあるんですよね。サンドアートは通常は下からライトをあてて影絵みたいな形で見てもらうと思うんですけど、上からライトをあてた状態だとまた違った形に見えるんですね。砂が盛られていたりだとか、そういうのが見えると思います。

綾瀬 たしかに!

竹谷 イベントでライブパフォーマンスをした後に、作業台をそのままにして明るい場所で砂を見てもらったりすると、新しい驚きとか発見みたいなものがあるんですよ。そういうのは映像では伝えるのが難しいと思うので、なんとか形に残して飾るみたいなことができないかなと考えています。

綾瀬 すごくいいと思います!サンドアート界に革命を起こせそうです!

竹谷 笑 でも、どうやって残すのがいいのか、試行錯誤中という感じです。

綾瀬 たしかに難しそうです……。でも、キーホルダーとかになったら欲しいです!

竹谷 キーホルダーですか?笑 

綾瀬 自分のスマホとかで下からライトを当てるんです!自分だけのもので特別じゃないですか?

竹谷 たしかに良いですね。その考えはなかったです。笑 できたらいいですね。

綾瀬 形に残せるようになったら、キーホルダーも作ってくださいね!笑 

サンドアートでの失敗談。

綾瀬 サンドアートで失敗したなと思ったことはありますか?

竹谷 すごく大きな失敗っていうのはないんですが、以前にとあるアーティストさんのライブツアーに帯同していた時に、ライブ中にステージ裏でサンドアートをしてステージのモニターに映すということをしていたんですね。それで、収録された映像ではなくライブパフォーマンスだとわかってもらうために、その土地の特有のものを描いたりしていて。

綾瀬 凄い事をしていますね!

竹谷 しかも、その題材は当日決まるみたいな。笑 

綾瀬 ええ!?

竹谷 リハーサル中に練習して、本番中にMCが始まったら描き始めて、MCが終わったスクリーンに映す、みたいな感じで。そうしたら、どこかの会場の時に、描いている途中なのにMCが終わっちゃったことがあって。笑

綾瀬 怖すぎる!笑 

竹谷 それがずっと心残りですね。MCが終わる時のフリみたいなのはわかっていたんですが、いつ終わるかはその日の気分次第だったので……。何分くらいあるかわからないから、すごくこだわった絵は描けないんだけど、下手な絵は見せられない、みたいな状況でした。それで、描いている途中で画面が切り替わっちゃって。笑

綾瀬 冷や汗ですね!笑

竹谷 しかもそれが、DVDになっちゃったんですよ!

綾瀬 よりによってその公演が!?

竹谷 たしか、最終日だったんです……。

綾瀬 それは……しんどいですね。

竹谷 その映像がいつまでもこの世に残っているという。ほんとにちょっとだけなんですけどね!ちょっとだけ最後に描いている途中だった。笑 

綾瀬 ちょっとだけならまあ、まだ良かったですね!笑 いやでも実際にサンドアートをやってみて、全然早いスピードで描けないです!本当にすごい事ですよ!

竹谷 1回目は迷いながら描くので時間がかかりますが、2回目に同じ絵を描く時はスピードは半分くらいになると思います。次にどうすれば良いかの感覚がだんだんわかってくるんですよね。何回も描くと、省略してもいい部分とかも見えてきたりもするので、やっぱり稽古は必要なんだなと思います。

綾瀬 ちなみに、さっきサンドアートやらせてもらった時に袖で砂をぐちゃぐちゃにしちゃったりしたんですが、そういう失敗とかはあるんですか?

竹谷 ありますあります!全然ありますよ。笑 

みんなもサンドアートをやってみよう!

綾瀬 では最後に!これからサンドアートを始めてみたいと思う人にアドバイスをお願いします!

竹谷 アドバイスかあ……ちなみに綾瀬さんは始めてみたいと思いましたか?

綾瀬 想像以上に難しかったですが、想像を超えて楽しかったです!もうちょっと身近にあれば広まりそうだなと思いました。やってみたいです!

竹谷 だとしたら、必要なものは『汚れてもいい部屋』です。笑 

綾瀬 それがアドバイスですか!?笑 でもたしかに、場所が必要ですね。

竹谷 大人しく作業していてもいろいろな隙間に砂が入り込んでいて、思いもよらない場所から砂が出てきます。笑 外だと風があってできないので、屋内がいいと思います。それが用意できる人は始められます!

綾瀬 難しい。笑 

竹谷 そもそも、やってみたい人っているんですかね……いたら嬉しいですけど!

綾瀬 いますよ!いろんなSNSに動画とかが載っていて、コメントとかも結構ついてましたもん!

竹谷 やってくれる人が増えたら嬉しいです!あとは、自分に合う砂を見つけることが大事かなと思います。

綾瀬 砂か!さっき使わせてもらった砂は、海岸で拾ってきた砂じゃなくて、サンドアート用の砂なんですか?……もしかして、Amazonで買ったとかですか!?

竹谷 そうです。笑 

綾瀬 そうなんだ!笑 絵の具みたいに、種類によって質感が違うとかあるんですか?

竹谷 質感も色もそれぞれ全然違いますね。海外の砂だと黒っぽいものもあって、黒っぽい砂だとちょっと撒いただけで影が濃く見えるなど違いがあります。触り心地とかも粒の大きさによって違ったりするので、自分に合う砂を見つけるところから始めてみたら良いのではないでしょうか。Amazonにすごくいっぱい種類があるので!笑 

綾瀬 だそうです。始めてみたい人はぜひAmazonをチェックしてください!笑 本日はすごくたくさんお話ししていただき、ありがとうございました!

取材お疲れさまでした!

竹谷さんは、自分にはない感覚だったり世界を持っている方で、お話を聞いていてすごく楽しくなりましたし、サンドアートを知らない方にも興味をもって欲しいなと思いました。知らなかった事ももちろんたくさんあったんですが、自分がステージに立って歌うことや絵を描くこととアートの世界は共通点がたくさんあって、お話を聞いていて「わかるな〜」と思ったり「そうなんだ!」と思ったりして楽しかったです。形に残るサンドアートが実現したら、その時はキーホルダーを一緒に作りたいです!ありがとうございます!


綾瀬さんと竹谷さんが一緒に作った『絵砂事』は、イルカ公式Youtubeチャンネルにて好評配信中!
二人のプロフィールはこちら!

【綾瀬志希(CYNHN)】

「CYNHN(スウィーニー)」とは「青色」の意味。 DEARSTAGEとJOYSOUNDの共同オーディションで選ばれた綾瀬志希・月雲ねる・青柳透のメンバーに、2022春ディアステージ・パーフェクトミュージック合同VOCALIST AUDITIONにて選ばれた広瀬みのりで構成される。 所属レーベルは”I BLUE”。 ”青”の世界観をイメージした楽曲制作、”蒼”にこだわったビジュアルや演出、 楽曲の多くを手掛ける渡辺翔氏による”碧”く等身大の歌詞に彩られ、”青い未完のヴォーカルユニット”として歌を届けている。 また、振付・衣装制作・グッズデザインにもメンバーが携わり、一人一人のクリエイティブが光るユニットでもある。

【サンドアートアーティスト:竹谷和真】

株式会社ILCA所属。TVアニメ「貼りまわれ!こいぬ」の演出をはじめとした映像ディレクター。監督業の傍ら、サンドアート集団SILTのメンバーとして、JRA公式チャンネル「チャンピンズカップ」やALFEE生誕祭!「50周年まであと2年」SPなど、多数のサンドアート作品を制作。

<サンドアートの実績>

・ライブパフォーマンス:コブクロ20周年ツアー(ツアー帯同)

・ライブ映像:Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!「キャッチボールをしよう」

・ライブ映像:乃木坂46 真夏の全国ツアー2021 FINAL

・ライブ映像:V6解散コンサート「グッドライクベイビー」

・ライブ映像:ゆずアリーナツアー2022「風信子」

・WEBCM:DUNE砂の惑星(共同作画)

・ライブパフォーマンス:香川県坂出市「塩まつり」

・CM:中京競馬場

・企画展示映像:サンシャイン水族館「終わりは始まり展〜生き物たちの終焉〜」

・企画展示映像:軽井沢ニューアートミュージアム「サンドアートで紐解く花田和治の世界」

その他企業CMやイベントなどでのパフォーマンス多数

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